フィンランド語 - 旅行前の泥縄外国語入門
フィンランド語は、フィンランドで話される言葉で、使う人は約500万人ほどです。
同じ北欧でも、インド・ヨーロッパ語族のスウェーデン語やノルウェー語とは異なるウラル語族に入っていて、東欧やシベリア北部の現地語に近いといわれています。
スカンジナビア半島からロシアにかけての一帯で、独特な表情を持った言語です。
母音は、アイウエオ5音の他、 "y"、"ä"、"ö" の合計8種類あります。
ハンガリー語など度同様に、人称変化や格変化の時に特定の母音だけで単語が構成される「母音調和」という機能があります。
また、"kk" や "mm" など同じ子音が重なった場合に、重ならない場合とは明確に区別するという、西欧語としてユニークな点があります。
これは日本語でいう「促音(小さい「っ」)」と同じで、たとえばフィンランド語の kuka (誰) と kukka (花) はしっかり発音し分けなければなりません。
(「また」と「待った」の日本語発音を区別するのは、西欧人には難しいそうです。)
しかし、何といっても名詞や形容詞が15に語形変化をし、動詞は主語の人称や時制、法の変化が100を超えるという、変化の多い文法が、フィンランド語を学ぶ上での難関です。
(フィンランド語表記のイメージ [Wikipediaのページから転載])
(最低限のあいさつ)
- おはよう Hyvää huomenta.(ヒューヴェー・フオメンタ)
こんにちは Hyvää päivää.(ヒューヴェー・パイヴェー)
こんばんは Hyvää iltaa.(ヒューヴェー・イルテ)
- ありがとう Kiitos.(キートス)
- さようなら Näkemiin.(ネケミーン)
ネットでフィンランド語が学べそうなサイト