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ポーランドの国旗 ポーランド - Poland -

ポーランドの地図

ポーランドは、ヨーロッパ北東部、北にバルト海が広がる国です。

国土のほとんどは平野、あるいはゆるやかな丘陵地で、南部の国境周辺にわずかに山岳地帯があるだけです。

平野の多い地勢から、古くから他国の侵入が容易で、国境線が絶えず変化した歴史を持ちます。

6世紀ごろにこの地に定住者が現われ、10世紀に国ができました。

13世紀には東方から侵攻してきたモンゴルに、南部を侵略されました。

中世は周辺国としばしば領土をめぐって拡大や縮小をくりかえしましたが、王国としての体制を維持し続けました。

近世においては18世紀に入ってロシア帝国の干渉、19世紀にはドイツ北部を支配していたプロイセン王国の圧力を受けて国の分割が行われ、20世紀初頭にはドイツ帝国の衛星国となる形でポーランド王国が再建されました。

しかしナチス・ドイツが台頭すると、ドイツとソ連との間に不可侵条約が結ばれ、その対象としてポーランドが2分割されてそれぞれの支配地域となってしまいました。
悪名高いアウシュビッツ収容所が現在のポーランド国内にあるのもこういう事情によります。

戦後は国家の形を取り戻しましたが、戦勝国のソ連に引きずられる形で社会主義国となります。そして東西冷戦の東側に組み入れられました。

しかし、1980年にワレサ議長率いる自主管理労組「連帯」の活躍で、東欧諸国の中でいち早く民主化への動きが始まり、1989年には民主国家への移行が実現しています。

大国に翻弄されながらも、古くは天文学のコペルニクス、作曲家のショパン、近代では科学者のキュリー夫人やローマ教皇を務めたなどヨハネ・パウロ2世など、優れた文化人を輩出しています。
歴史ある町もあちこちに点在する国でありながら、「EUの工場」といれる製造業も盛んな国でもあります。

また用心深い国民性から、ヨーロッパの中でも治安が非常に良好な国であるのも特筆すべきことです。

日本から直通の国際線はありませんので、ヨーロッパやロシアなどの主要空港からの乗り継ぎでポーランドに入ることになります。




ポーランドの概要

主要データ

面積: 32万ku(日本の85%)
人口: 3853万人(2011年)
人種: ポーランド人(9割)
言語: ポーランド語
宗教: カトリック

気候

夏は30度を超え、冬は零下10度位まで下がる年較差の大きい大陸性気候です。
4月や10月でも雪が降ることがあります。9月が「黄金の秋」と呼ばれるベストシーズンです。

時差

日本標準時 − 8時間です。
3月最終日曜日〜10月最終土曜日はサマータイムで 日本標準時 − 7時間 となります。

通貨

ズウォティ(略号:ZL、通貨コード:PLN)
補助単位としてグロシュ (Grosz / GL) があり、1ズウォティ=100グロシュです。


ポーランドの観光地

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