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旅先での病気

海外旅行というのは肉体的、精神的にタフなイベントです。
そして疲労、慣れない食べ物や水、日本と違う環境や気候など、様々な要因で旅先で病気になることがあります。

一般的な病気の対処

腹痛や頭痛といったような、日常生活でもよくあるような症状に対処するための常備薬は、ぜひ旅行に持っていきましょう。

しかし海外旅行では、食材だけでなく、水から空気、そこに含まれる細菌に至るまで、日本のものとは異質の環境にあるため、肉体そのものが対応できずに病気を発症する場合があります。

発熱、下痢といった症状が続いたり、一向におさまらないといった場合は医者にかかるしかないでしょう。
特に、発展途上国であったり、暑い地方であったり、衛生環境が十分でない地域の旅行中ならなおさらです。

管理人は医者ではないので、医者へのかかりかたについては、専門のホームページをごらんになってください。

海外で医者にかかった場合は、日本の健康保険はききませんからすべて実費です。救急車なども有料の国があります。

医療費はどこの国でも高額で、日本でも保険適用で2割、3割の負担ながら、単なるカゼなどでも数千円も取られますから、基本的に内科的な診療でも実質1回で最低1〜2万円相当の費用はかかると見ておきましょう。

このような現地での医療費出費は、旅行保険に入っていると帰国後に保障してもらえます。
海外旅行保険 を参照してください。)

もしパッケージ旅行中に医者にかかるようなことになった場合に、以後のツアーの行程をこなせられないようならば、旅行者側からの旅行キャンセルということになります。

残った行程分の費用は戻りますが、ホテルや航空機のキャンセル料は旅行者負担になりますし、そこから帰国のための旅費も自己負担になります。

行程の状況を勘案しながら、ツアーコンダクターを通じて旅行会社と相談するといいでしょう。

海外旅行特有の体の変調

海外旅行につきものといわれる次のようなケースも自分で対処できるようにしておきましょう。

時差ぼけ

日本時間で動いていた体が、時差のある海外へ急に移動したために起こる不適応状態で、時差4〜5時間くらい(およそインド付近から西、ハワイから東)から出始めるということです。

眠気、不眠、疲労感、思考力の低下、食欲不振などに陥ります。
1日の周期が長くなる西行き(インド、ヨーロッパ方面)のほうが、東行き(太平洋、アメリカ方面)よりも症状は軽いといわれます。

機内で目的地の時間にあわせるように睡眠を取るなどして、移動中から生活リズムを現地時間にあわせるようにします。
現地に夜着いたら朝まで眠るようにします。

酒を飲む、あるいは事前に医師に処方してもらって睡眠薬を飲むなども考えましょう。(酒と睡眠薬の両方は、副作用が出る可能性があり不可です。)

朝や真昼に着いたらできるだけ太陽を浴びて、夜まで眠らない努力をします。太陽光は体内時計を調整する働きがあるそうです。

いずれにしても、到着初日は意識もうろう状態になる可能性がありますので、観光スケジュールもそれを考慮しておくのがいいですね。

高山病

標高3千mを超えるような地に短時間で登った場合に起こる、頭痛、倦怠感、嘔吐など二日酔いに似た「山酔い」という症状です。

運動をすると息切れを起こします。また大人よりも子供のほうがかかりやすいようです。
人によっては2千mの標高程度でも発症するそうで、ヨーロッパ・アルプス、ロッキー山脈、ペルーなどのインカ遺跡など、高地の有名観光地はたくさんありますから、対処法を知ることは必須です。

医師の話によれば、鉄則は「低地に降りること」ということですが、団体ツアーなどでは症状が出た時点でその高度以上にいかないようにとりはからってもらうのがベストです。

休息を十分にとり、水分もしっかり取りましょう。アルコールは厳禁です。
出発前にかかりつけの医師に相談すれば、予防薬を処方してもらうこともできるそうです。

エコノミークラス症候群

ビジネスクラスならかからない、ということはなく、長時間のフライトで同じ姿勢で座ったまま、また乾燥する機内で体の水分が失われ、血液の粘性が増し、ひざの裏あたりの静脈の血液が固まりやすくなった現象です。

飛行機に限らず、長距離のバスや乗用車でも起きる可能性があります。

足のむくみや痛みが出、もし血液が固まると血栓を発症し重大な病気にもなります。
旅行後に発症するケースもあるらしく、積極的に機内で予防を行うことが重要です。

時々席を立って歩く、軽い屈伸運動をする、1時間にコップ半分以上の水分を取る、ゆったりとした服装でリラックスする、といったことをしましょう。

アルコールやコーヒーは利尿効果があって脱水症状の原因になるので控えたほうがいいということです。
足を組むのも血行を悪くする原因になります。


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