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海外旅行の持ち物の準備

持ち物の準備は、海外旅行へ旅立つ第一歩となります。

海外旅行の持ち物は国内旅行に比べてどうしても多くなりがちです。 数日間の移動、滞在、観光をおこなうための持ち物をもれなく用意し、しかし連日持ち歩くため荷物は最低限にしなくてはいけません。
そして、機内持ち込みができる品物にも品目と量の制限があり、そのあたりの考慮もしなくてはなりません。

とはいうものの、こまごました日用品の他、荷物の中でかなりかさばる衣類、さまざまな旅行グッズなど、これらを限られたスーツケースや鞄にきっちり収納しなければなりません。

行き当たりばったりで準備するのではなく、ここでは体系的に整理してみますのでぜひ参考にしてみてください。

また、海外旅行用に事前に購入すべきものもあると思います。
現地で不便な思いをしないように、荷造りの準備をしましょう。

海外旅行に必要な日用品類

まずはどうしても必要になる日用品です。
数え上げたらきりがないですが、一応「必需品」と「あると便利品」にわけてみます。

必需品

  • 雨具: いつ何時雨に降られるかわかりません。傘だけでなく、行動するには雨ガッパもあるといいです。常に取り出せるようにしておきましょう。
  • 洗面道具: 歯磨き、歯ブラシ、石鹸、シャンプー、リンス、くし、カミソリは必ず持って行きましょう。ホテルの部屋に常備していない場合もあります。タオルも自前で数枚持っていくと安心ですね。
  • 衛生用品: 携帯用のティッシュ、女性の生理用品は必須です。救急絆創膏や、飲みなれた胃薬、頭痛薬あたりは持っていくといいです。耳かき、爪切りもどうぞ。
  • 道具類: 筆記用具は必須でしょう。服が破れた時の裁縫道具も万一の時に必要です。
  • 万が一のための書類: パスポートを現地で紛失するというあってはならない場合に必要となるもので、パスポートのコピー、戸籍謄本、パスポートに貼った写真は持って行きましょう。
  • カードやT/Cなどの情報メモ: 持参するクレジット・カードの番号、トラベラーズ・チェックの番号は必ず控えておきましょう。さらに緊急の場合のため、発行したカード会社や銀行などの電話番号もメモっておきましょう。

あると便利品

あると便利品は、道中や現地での行動を広げたり、現地での楽しみを増やすもので、日程やコースなどを勘案して取捨選択してください。

  • 洗濯用品: 数日間の旅行でも汚れ物が出ます。下着やハンカチなどホテルで簡単に洗濯し乾かすとまた使えます。少量の洗剤や物干しロープ、洗濯バサミ、アイロンがあると便利です。
  • 調理用品: 現地で買った果物や缶詰などを賞味するのに、果物ナイフや缶切、栓抜きがあると便利です。フォーク、スプーン、箸も必要で、旅行用の電気ポットがあるとお茶も飲めます。紙コップ、紙皿は軽くて使い捨てができます。
  • 機内便利品: 長時間のフライトを過ごすための便利品がいろいろ発売されています。アイマスク、耳栓、機内用携帯スリッパ、安眠枕などが主なものです。
    一般のフライトでは頼めば貸してくれる毛布などは、LCCでは有料になるので、LCC利用の場合は必要なら機内持ち込み品に加えておきましょう。(LCCについては 格安航空券とLCCの利用 参照)
  • 補助バッグ: 主な荷物はホテルに置いて市内見物や日帰りツアーなどに参加する場合は肩掛けカバンやリュックサックのようなもので出かけるといいですね。ひったくりに遭わないように、手提げや手持ちタイプではないほうがいいと思います。
  • 思い出作り用品: カメラ、ビデオは定番ですが、パソコンで現地からネット発信も可能です。 インターネットの利用 もご覧ください。絵を描きたい人はスケッチブックもいいでしょう。
  • 日本の味: よく語られる定番です。やはり日本人、わずか数日で恋しくなるものです。インスタント味噌汁や日本茶、梅干などを少量持って行きましょう。
  • 地域により必要なもの: 先進国以外では電力事情が悪いことが多く、懐中電灯は必需品です。熱帯やマラリヤなどが心配される地域では、虫刺されを防ぐための防虫スプレーや蚊取り線香(電池式がおすすめ)も役立ちます。

海外旅行に持参する電気製品

海外旅行に持っていく電気製品については、大半の国が日本と電圧や周波数が異なるのでそのまま使えません。

最も面倒がないのは、電池で動くものだけにして、補充用の乾電池も持参することです。
短期間の旅行で使う携帯ラジオや電気シェーバーなどは可能でしょう。

しかし、パソコンやドライヤーとなるとそうはいかず、どうしても変圧器が必要です。
変圧器があればいろんな電気製品が使えるわけで、アイロンや電気ポットといったものまで持参すれば現地で使えます。
ただ、あると便利なのですが、それだけ荷物が増えるということをお忘れなく。

変圧器は、基本的には電圧の行き先の国に合うものを、必ず事前に日本で調達しておきましょう。
変圧器は、行き先の国の電圧から日本の100Vへの変換機能と、その国のコンセントに差し込める形状のプラグを持っていること必要です。
国ごとにバラエティがありますので、次のサイトでこれらの規格を確認して、必要なものを購入してください。

携帯電話、スマホ、パソコンといったものを持参する場合こそ、変圧器のお世話にならなくてはならないでしょう。
しかし国内での利用に比べ、これらを海外で使う場合は通信料が相当に高額になります。
何のために使うのか、どれくらいの使用頻度があるのを考えて、利用の可否を決めましょう。
利用に関しては、国際電話と国際郵便旅先でのインターネットの利用 も参照してください。 

海外旅行に持参する衣類

旅行先の気候にあわせた衣類を準備するのは当然ですが、たとえ熱帯の国でも高原や山などを観光する場合は防寒服が必要です。

日本でも体験するように、夏の旅行でも長距離バスなどは冷房が利き過ぎていることもあるので羽織るものがすぐ取り出せるようにするようにしましょう。

通常のレジャー用の服装の他に、カジュアルな服装が不可の高級レストランなどがコースに入っている場合にはフォーマルが必要です。

イスラム教や仏教など宗教の習慣上で服装に制限がある場合はそれに応じた準備が必要です。
イスラム圏では、女性は半そで、スカートは不可、ジーンズなどのからだの線が出る服装は不可、髪の毛を隠すスカーフが必須です。
ただマレーシア、インドネシア、トルコはイスラム国家でも服装は比較的寛容で、露出度が少なければ大丈夫です。

しかし、どんな宗教の国であっても、寺院や神殿など宗教施設を巡る場合は、露出度の高い服装や、派手だったり、カジュアルすぎる軽装は避けましょう。(宗教がからむと非常な反感をかうことがあります。)

当然ながら、ビーチ・リゾートに行くのに水着は不可欠です。
寒冷地に行くのなら、厚手のオーバーや何枚もの重ね着が必要です。
管理人は、ホテルで用意されるナイト・ウェアに抵抗感があるので、自分でパジャマを持って行ったりします。

このように衣服は、TPOに応じたものが何種類も必要で、着替え、下着、靴下やストッキング、場合により手袋、マフラー、帽子なども要ることがあり、フォーマルならネクタイやアクセサリー、ハンカチなども必要です。

また、服装に合わせた靴も必要で、旅行内容によってはフォーマル靴、ハイキング用の靴なども荷物に入れる必要があります。

これら衣類や靴などは、ボリュームとしてはおそらく荷物全体の7割以上を占めてきますので、スーツケースには真っ先に収納しなければなりません。
ですからこれらの絞り込みが荷造りの最大ポイントになります。

旅行グッズとして、衣類や靴の収納ケースがいろいろ出ていますので上手に活用するとすっきりした荷造りができます。

海外旅行持ち物チェックリスト

管理人以上に経験豊富な先輩諸氏の作られた持ち物のリストをご紹介します。
皆様それぞれの立場がありますので、いろいろ比較して検討されるといいかと思います。

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