海外旅行準備室 ロゴ トップページこのサイトのご案内

パラオの国旗 パラオ - Palau -

パラオの地図

(パラオの位置)

パラオの位置

パラオは、日本の真南約2700kmの太平洋に浮かぶ、小さな島嶼国家です。
西800kmにフィリピンのミンダナオ島、北東1200kmにはグアムがあります。

200とも300ともいわれる島々で構成されますが、最も北にあるバベルダオブ島 (Babeldaob) が国土の7割を占める最大の島で、その他の島は小さな島ばかりが広い海域に点在しています。
この中で人が住む島は10もありません。

バベルダオブ島の南に隣接するコロール島 (Koror) が国の中心地で、人口の9割がこの周辺に集中し、近くに国際空港もあります。

これまではコロールが首都でしたが、2006年10月の独立記念日にバベルダオブ島東部のマルキョク (Melekeok) に政府機関を移転して遷都されました。
ここには、政府関連の建物しかなく、観光スポットとはいえません。

古くからパラオにはミクロネシア系の人々が住んでいましたが、16世紀頃からヨーロッパ人が訪れるようになり、1885年にスペインの植民地になりました。
1899年にはドイツに売却、しかし1914年の第一次大戦の時に日本がドイツに宣戦布告して無血でこの地を占領しました。

日本はここに南洋庁を置いて南方の統括拠点とし、2万人を越える日本人が移住しました。
この時期に町も近代化しました。

しかし第二次大戦ではアメリカの攻撃対象となって激戦地となり、1944年のペリリューの激戦では双方で2万人を越える死傷者が出ました。
戦後はアメリカの信託統治となり、1994年に独立を果たしています。

2015年の戦後70年の年には、天皇皇后両陛下が戦争犠牲者の慰霊のためにここを訪れました。

産業は観光が重要な位置を占め、美しい海を背景にダイビングやフィッシングを中心とした観光客を惹きつけています。

戦前の日本支配、第二次大戦の激戦地であったにもかかわらず、現在も大変な親日国です。
日本政府からも多額の支援を続けており、観光客の多くも日本人です。

パラオの国旗は1981年に公募によって制定されたもので、デザインが日章旗に似ているために、親日であるところから制定されたというような話が広まっていますが、真相はどうもそれとは関係ないようです。

日本からパラオへの直行便は、成田空港から出ています。
所要時間は、5時間弱です。

また成田、羽田、関西、中部の各国際空港からは、旅行会社のツアーによるチャーター便が出ています。




パラオの概要

主要データ

面積: 458ku(屋久島程度)
人口: 2万人(2011年)
人種: パラオ人(7割)、その他フィリピン系
言語: パラオ語、英語。年配の人で日本語を話せる人もいます。
宗教: カトリック(4割)、プロテスタント(3割)、その他新興宗教、土着の宗教など

気候

年平均気温が27度程度で、高温多湿です。
6〜10月が雨季にあたりますが、スコールによる一過性の降り方が多いです。

時差

日本との時差はありません。

通貨

ドル(Dollar、通貨コード:USD)(アメリカドルが通貨です。)


パラオの観光地

このエントリーをはてなブックマークに追加

海外旅行準備室