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ペット同伴の海外旅行

いつも家族の一員として過ごしている犬や猫のペット。
海外旅行に行くとなると、やはり一緒につれて行きたいという気持ちも湧いてきます。

しかしながら、国内旅行でもペット同伴は相当な困難があるように、海外旅行となるとそれがさらに難しくなります。

まず、入出国に関しては動物の検疫が必須になります。

事前にやっておくこともありますので、詳細は次のサイトを見てください。

この検疫は、かなり長期間かかります。少なくとも、数か月かかります。

犬の場合なら、個体識別のためのICチップを装着し、狂犬病の予防接種をし、そのあと一定の係留期間を置きます。
その後、その評価のための検査、書類作成、飼い主への通知などを経て、ようやく旅立ちができることになります。

ということは、自分がペットをつれて海外旅行をしようとするならば、最低半年〜1年前から準備をしておかねばなりません。
人間のように、「思い立って空港に行って、外国に出かけちゃおう・・・」などということはペットを連れて行く場合はできません。

これは日本出国に関する話です。

一方で渡航先の国の検疫について、事前にどういうことになるのかも問い合わせておく必要があります。
渡航先でも、日本で作成した検疫書類の評価や独自の検査、そして一定期間の係留があります。
晴れて町中へペットと一緒に繰り出すまでにはある程度の期間がかかります。

こういう状況ですから、私たちがあちこちを見物して回るような数日の旅行には全くマッチしません。
今後長期にわたって、その国に住むような場合なら、こういう手続きでペットを連れて行くことができます。

また、念願かなって出かける場合でも、飛行機の客室で自分のそばに置けるかどうかは航空会社によります。
できない場合は、ペットは貨物室の中で狭いケースに入れられて長時間孤独に過ごすわけです。これはペットにとっても相当のストレスです。

話の結論から言えば、
「ペットは海外旅行に連れて行くべきではない」
ということになります。

しかしながら「どうしても」という方は、検疫所に問い合わせたり、獣医さんに相談したりして、長い長い準備期間をぬかりなく進めてください。

ただやはり、旅行期間中は、知り合いに世話を頼んだり、ペット専用のホテルに預けたりする、というのが現実的な方法だと思います。


海外旅行の準備

出発から帰国まで

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