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海外旅行保険

海外旅行保険」は海外旅行中に発生した病気、けが、死亡といった身体的な損害の保障、そのほか盗難や災害に対する保障をしてくれる保険です。
主に損害保険会社が取り扱っています。

海外で医者にかかる事態になったら、日本の健康保険がきかないので、高額な治療費を実費で取られます。

内科的な診察にかかっただけでも、日本円で最低1〜2万円程度は取られます。
(日本での保険適用は本人が2〜3割負担ですから、実際に医者にかかった時の料金を4〜5倍してみればわかります。)
入院などしようものなら、10万円を超える実費負担もありえます。

これはきついですね。事後にはなりますが、旅行保険ではその補填をしてくれます。

また盗難に遭っても、盗まれたものが戻ってくる可能性はまずありません。

この場合も旅行保険では状況に応じた保障をしてくれます。

旅行会社で旅行商品を購入する場合は、たいてい旅行保険の加入を勧められます。
もちろん保険会社からの紹介料的なものをあてにしてのトークもあるとは思いますが、加入するしないは皆さんの判断です。

管理人自身からも「万が一のために入っておいたほうが安心ですよ」ぐらいしか言えません。

旅行会社が主催したパッケージ・ツアーであっても、旅先でけがをした場合に旅行会社が治療費の面倒は見ませんし、ましてや日本大使館が立て替えてくれるわけもありません。

旅行会社に過失があるような不慮の事故であれば、事後に多少の見舞金が出ることもありますが、おそらく満足できるものではないでしょう。

とにかくパッケージ・ツアーであっても、旅行というのは一種の「冒険」であって、行動はすべて自己責任、自己の防衛は自己が行うしかないのです。

そもそも「保険」というのは、あってはならない「万一」に備えて「利用者への保障」を、「有料で保証」するものですから、安心料と思って加入することが最善と思います。

わずかな出費を惜しんだために、大きな損害をこうむってからどこからも取り戻せない状況が生じた場合に、精神的、物理的なダメージは以後の生活に大きく影響すると思います。
「旅行なんか、行かなきゃよかった・・・」ということにはなりたくないですね。

ところで、クレジット・カードに旅行保険が付帯したものがあり、それを使えば個別に旅行保険に加入する必要はないではないか、ということも言えますが、それも一概には言えません。

一般に補償額が低めであることや、有用な特約がないといった保障面での物足りなさや、カードの付帯であるがゆえに、カード利用前提の条件がついたりします。
カードの保障内容だけでなく、各種旅行保険の保障内容や特約についてもあわせて比較検討しておくといいと思います。

いずれにしても、無事に旅行から帰ることができればムダな出費であったことにはなりますが、万が一のことがあったときにはありがたいものです。
改めて、皆さんご自身の判断で加入する、しないを決めてください。


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