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飛行機が着陸し、とうとう海外の地に到着しました。
しかし飛行機を降りて、観光を開始するまでに入国手続きを通過しなければなりません。
出国の手続きよりも、入国の手続きのほうが多少手間がかかります。
また到着した飛行機から一度に多くの乗客が出てくるわけですから、審査の順番待ちで並んだりして、手続き終了まで時間はかかります。
スピーディに進めるところなら40分程度、一般には1時間はかかると考えておいたほうがいいでしょう。
機内で健康に関する質問表が配られた場合には検疫カウンターに提出します。
またイエローカードの提示が必要な国ではその確認をします。
特に該当がなければフリーパスです。
パスポートと、ビザが必要な国はビザを提示します。
また到着前に機内で入国カードが配られ、それに記入の上で提出する国もあります。記入内容は、国籍、氏名、入国目的などです。
係官から入国目的や滞在期間など聞かれますので、それにははっきり答えましょう。当たり前ですが質問は日本語ではなく、現地語か英語です。
最低限答えられる程度の英語は覚えておくほうがいいでしょう。
日本のパスポートは信頼性が高いせいか、見もせずに終了という国もありますが、一方でジロジロ見ながらいくつも質問してくる国もあります。
一般に先進諸国は処理は速いものですが、そうでない場合もあります。時間がかかってもここは我慢です。
また、疑いをかけられるような態度を示したり、悪態をついたりすると、それだけで足止めを食らわされるケースがあります。
ぜひ係官の心証を害さないようふるまいましょう。
審査が終わるとパスポートに入国のスタンプが押されて終了です。
(注意)イスラエルと中東を周遊する場合、パスポートにイスラエルの入国スタンプが押されていると、入国拒否をするイスラムの国がいくつかあります。
イスラエルで入国スタンプを別紙にもらうという方法もあるようですが、係官の対応次第でできたり、できなかったりするようです。
現地で立ち往生しないために、イスラエルは最後にするなど、プラン段階から周遊の方法を考えておいたほうがいいです。
チェックインの時に預けた荷物が、飛行機から降ろされた順にターンテーブルに流されてきます。引換券番号と照合の上で自分の荷物を引き取ります。
時に、荷物が出てこないといったトラブルが発生しやすい場所です。
旅行者の持ち込むお金や物品は「輸入」の対象です。
出国の場合と同じように、個人が使うものは基本的に「輸入」の対象外です。
日本から観光で入る場合は、まだお土産を買っているわけではないので、対象となる物品はまずないはずです。
ただ、現地の友人へのおみやげのつもりで持ち込む物品があるようなら、事前にその国の免税限度は確認しておくほうがいいでしょう。
品目によって、その国で定めた量以内ならば免税で、それを越える分に課税がされます。
一般に対象となる物品は、酒類、香水、タバコです。また持ち込む土産品には購入価格についての免税限度額があります。
現金やトラベラーズ・チェックの総額についても申告が必要な場合があります。
これに該当するものがあるような場合には税関で申告をします。
たいていの空港では、申告するものがない場合は「緑」、ある場合は「赤」のカウンタに並んで検査を受けるようになっています。
持ち込み品の中に、動植物やその加工品がある場合に検疫が必要です。
税関の近くに動植物検疫のカウンターがありますのでここで行います。
生きた動物や動物の加工品は、必ず輸出国の検査証明書を添えて係官の検査を受けます。
細かい区別がありますが、肉、ハム、ソーセージ類、ビーフジャーキーのよう加工品でも検査が必要です。
しかし、バター、チーズのような乳製品や蜂蜜、魚介類は検査不要です。
植物は、ドライフルーツ、製茶、漬物(酢、塩、砂糖漬けなどもOK)、容器に入って密封された香辛料、木工品などが検疫不要ですが、それ以外はすべて対象になり、動物同様に輸出国の検査証明書を添えて係官の検査を受けます。
生の果実や土については無条件で輸入ができません。
検査の結果、輸入ができないと判断されればその場で没収されます。
日本と異なり、世界のほとんどの国は陸で国境を接しています。
陸続きの国をいくつも周る時には、陸路で国境をこえることがあります。
国際列車では、乗車したまま国境を越えます。
国境の駅にある程度停車して、税関職員や入国管理官が車内を回って手続きをしたり、停車がない場合は国境手前の駅から係官が乗り込み、国境付近で走行中に手続きに回ったりします。
いずれにしても列車を使う場合は、出入国手続きに必要なパスポートや書類がすぐ取り出せるようにしておきましょう。
なお寝台車で夜中に国境を通過するような場合は、列車の乗務員が乗客のパスポートなどを預かって代行で手続きをしてくれるケースが多いです。
バスなど道路で国境を超える場合は、国境に検問所があり、ここで出入国手続きをします。
空港では入国カードが必要なのに、陸路では不要というケースもあります。
ここでも必要な書類をあらかじめ準備しておきましょう。
日本帰国時の入国手続きも、外国の入国手続きとほぼ同じです。
ただ、お土産が増えているでしょうから、それらが「輸入品」として関税のチェック対象になります。
これらの詳細は、日本に持ち帰る土産品について のページを参照してください。
免税範囲を超えた場合や、海外からお土産を発送した場合は、「携帯品・別送品申告書」を税関に提出して税額計算をしてもらいます。(海外からの発送がある場合は2通作ります)
税額は、係官が親切にできるだけ安くなるように計算してくれます。税金はその場で払い込みます。
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