ペルー　- Peru -

ペルーは、南アメリカの北西部、太平洋側にある国です。

紀元前からの歴史を持ち、10世紀ごろには北部のチムー王国、15世紀には南部のインカ帝国が支配しました。

1533年にスペインの侵略で植民地となり、スペインは先住民を酷使して鉱山開発をし、金銀の搾取を行いました。

しかし1821年に独立を宣言、スペインは1879年に独立を認めました。

赤道のすぐ南に位置し、太平洋岸に沿って標高2000mから5000mを越えるアンデス山脈が走っています。
太平洋側の標高の低いところは砂漠気候ですが、標高の高い山中に比較的温和な気候の都市が点在します。
主要な町や、インカ帝国時代の遺跡はこの山中に点在します。

アンデス山脈の東側は広大な熱帯の高原や平地が広がり、特に北東部はアマゾン川の上流域にあたり、熱帯のジャングルが広がっています。
この東麓地域だけで、ペルーの面積の半分以上を占めています。

なおアンデス山脈各地の観光に当たっては高山病への注意が必要です。

日本からペルーへの直行便はなく、アメリカの主要空港経由で首都のリマに入るのが一般的です。
乗り継ぎも含めると、最低でも20時間以上、ほぼ丸1日がかりの移動になります。

主要データ

面積： 128万k�u（日本の3.4倍）
人口： 2940万人（2011年）
人種： 混血（メスティーソ）（5割）、インディオ(4割)
言語： スペイン語、ケチュア語、アイマラ語
宗教： 主にカトリック

気候

太平洋岸は砂漠が多いですが寒流の影響で温暖です。雨はほとんど降りませんが雲や霧が多いです。
山岳地帯は乾燥して年間の温度変化が少ない高山気候です。
アンデス山脈の東は高温多雨の熱帯雨林気候です。

時差

日本標準時 − 14時間です。

通貨

ソル（Sol、複数形はSoles（ソーレス）、略号：s/.、通貨コード：PEN）
補助単位としてセンティモ (Centimo) があり、1ソル＝100センティモ。