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タイの国旗 タイ - Thailand -

タイの地図

タイは、古くから日本と交流のある仏教国です。
あちこちに荘厳な仏教遺跡が残り、一方で南国のリゾート地も多くあります。

インドシナ半島のほぼ中央部を占め、南部は細長く伸びたマレー半島の北半分まで入っています。
北部から西部は山岳地帯ですが、中央部は大河のチャオプラヤ川が南下して広大な平野を形成し、その河口付近に首都バンコクがあります。
中央部の平野は、世界有数の稲作地帯となっています。

国の正式名称は「タイ王国」で、王室を尊敬し、仏教をあつく信仰し、国民性も大らかです。
「微笑みの国」というキャッチフレーズは、仏像の微笑みを表情に出して踊る優雅な舞踊からきています。

なお、国名は戦前までは「シャム(サイアム)」(Siam) という名で呼ばれていましたが、1935年に正式に「タイ」「タイランド」という名に変えられたということです。
(タイ人は自国を「シャム」と呼んだことはなく、あくまでも外国からの呼び名だったようです。)

紀元前からインドシナ半島でいくつかの王国が興亡していましたが、10世紀ごろ中国南部に住んでいたタイ族がインドシナ半島を南下してきたのが、現在の現在のタイを形成するきっかけだったといわれています。

国家としては1238年にスコータイ王朝が統一したのが最初で、この時期に現在のタイ文字も完成しました。

その後、1350年からアユタヤ王朝、1767年からトンブリー王朝と変遷し、1782年にチャクリー王朝が首都をバンコクに定めて現在に至っています。

中世からヨーロッパの植民地になることもなく、第二次大戦では日本とも連合国とも友好を築いて戦火は免れ、安定した国家を保ってきました。
ただ民主国家でありながら、政権に対する反対勢力の攻勢は最近でも強いものがあり、大規模なデモやクーデターも時々起っています。
ただその最終判断は、国王に仰ぐという部分は、この国ならではのことです。

国際的なリゾート地のプーケット島周辺は2004年末のスマトラ沖地震の大津波で壊滅的被害を受けましたが、復興してきています。

一方、2011年にはチャオプラヤ川の氾濫で、首都バンコクやアユタヤなど中心部が広範囲に冠水し、日本を含めた世界の製造業は大きな影響を受けました。
このようにタイは、現在ではすでに東南アジアの産業国の中核として重要な位置づけとなっています。

日本からの直行便が飛ぶタイの空港は、現在バンコクのみです。
スワンナプーム国際空港という名称で、成田、羽田、関西、中部の各国際空港と、新千歳、福岡からも国際線が出ています。
所要時間は、東京方面からは7時間弱、関西方面から6時間程度です。

かつてはプーケットへの直行便が成田空港から出ていましたが、現在はありません。




タイの概要

主要データ

面積: 51.9万ku(日本の1.4倍)
人口: 6951万人(2011年)
人種: タイ人(8割)、他は華僑、マレー人
言語: タイ語
宗教: 仏教がほとんどで、イスラム教、キリスト教がわずか

気候

全般に熱帯気候で、大半の地域が5〜10月に南の季節風で雨季、11〜2月が北の季節風で乾期になります。
南部のマレー半島は年中雨の多い熱帯雨林気候です。

時差

日本標準時 − 2時間です。

通貨

バーツ(Baht、通貨コード:THB)


タイの観光地

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