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ネパールの国旗 ネパール - Nepal -

ネパールの地図

ネパールは、インドの北、ヒマラヤ山脈の南側に位置する東西に細長い国です。

北側のヒマラヤ山脈は、8000m級の山々が連なる世界で最も高い場所で、「世界の屋根」とも形容されます。
エベレスト、カンチュンジェンガ、マナスル、アンナプルナなど、高峰、名峰がずらりとならび、世界の登山家たちのあこがれとなっています。

これらの高峰から約200km南にはインドとの国境があり、ここでの標高はわずか100m前後です。
このあたりの気候はインドと同様に高温多湿で、ヒマラヤ山脈周辺が高山気候、その間にある高原地帯は比較的快適な内陸性気候となっていて、狭い範囲で大きな温度差があるのがこの国の特徴となっています。

ほぼ中央部にある首都カトマンズ周辺には、旧石器時代から人が住んでいたとされ、紀元前7〜8世紀という時代から王国が成立しています。
紀元前6世紀には、王子のブッダがルンビニで生誕。悟りを開いて北インド地域で仏教を広めました。

以後、長きにわたって王国が興亡し、北方のチベット文化も融合しながら、あるいは周囲との摩擦を生じながらも、この地域の中で国家を維持し続けました。

近代に入って1814年、インドを支配していたイギリスの東インド会社と衝突して敗北、講和条約の結果でほぼ現在の国境が確定しました。

その後も王国の体制を維持しつつ、第二次大戦後は議会制の政治形態をとるようになりました。
しかし、1960年代からたびたび国王と議会の間で対立が発生、2000年代にはその対立が深まって国連の安保理による監視状態にまで混乱が拡大しました。
そして2008年に王制は終焉、大統領を置く政治形態に移行しましたが、政治的な混乱はいまだに続いています。

穏やかで、人情深い国民性を持つ魅力的なネパールですが、上記の政治情勢ゆえに全般的に治安はよくなく、旅行には注意が必要となっています。

なおネパールの国旗は、世界で唯一長方形でないユニークな形状をしていますが、由来は、昔から王家と宰相家がそれぞれ使っていた三角旗を上下にくっつけたもので、1962年からこれを正式な国旗としています。

日本からネパールへの国際線の直行便はありません。
インドのデリーや、東南アジアのバンコク、クアラルンプール、シンガポールや、香港などを経由して入るのが一般的です。

2015年4月に、首都カトマンズ近郊を中心として、ヒマラヤから中国のチベット、インドまで含む広域にわたる大地震が発生し、壊滅的な被害が出ました。
観光は、現地の復旧状況によってとなりそうで、目途が立ちません。




ネパールの概要

主要データ

面積: 14万ku(日本の5分の2)
人口: 2747万人(2012年)
人種: 多くの少数民族で構成
言語: 公用語はネパール語。民族ごとに異なった言語が存在。
宗教: ヒンズー教(8割)・仏教(1割)、その他イスラム教、キラント教など

気候

南部は年間を通じて高温多湿、北部は高山気候。
その中間の高原地帯は、比較的温和な気候。ただし季節や朝夕の較差の大きい内陸性の気候。

時差

日本標準時 − 3時間15分 です。

通貨

ネパール・ルピー(通貨コード:NPL)


ネパールの観光地

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