海外旅行準備室 ロゴ トップページこのサイトのご案内

オランダの国旗 オランダ - Netherlands -

オランダの地図

オランダは、チューリップと風車で有名な国です。

東隣のドイツから流れてきたライン川が北海に注ぐ低湿地帯に位置して干拓地が多く、国土の4分の1は標高が0m以下です。

北部の大きな湖、アイセル湖はもともとはゾイデル海の湾でした。
その入り口に長い堤防を築き(1933年完成)、アイセル湖を干拓していこうという計画が進められてきました。
1986年を最後にほぼ大阪府の面積に匹敵する土地が生まれ、一応の干拓事業は終了しています。

南はベルギーに接していて、ベルギー、ルクセンブルクをあわせて「ベネルクス」という国家グループの一つとなっています。

「オランダ」という名称は日本語だけでの呼び方です。
英語では「ネザーランド」、オランダ語では「ネーデルラント」でいずれも「低地地方」の意味です。

日本語の「オランダ」は独立戦争で重要な役割を果たした西部の「ホラント州」をポルトガル語で「オランダ」と呼び、ポルトガル宣教師がそれを日本に紹介したときそのまま国名と理解したのが由来といわれています。

その「低地地方」は古代のローマ帝国やフランク王国の一地方でした。
16世紀にはハプスブルク家の領地となりますが、16世紀末から反乱が繰り返され、1648年に独立しました。

その後、富を海外に求め、「東インド会社」を設立してアジアや中南米に進出、植民地を多く作って18世紀に黄金時代を迎えました。
特にアジアではジャワ島を中心とする現インドネシアに多くの植民地を作りました。
1600年には日本に船が漂着、鎖国の日本と交易して、「蘭学」をもたらした歴史もあります。

近代には周辺のイギリス、フランス、ドイツなどの列強に押され、アジアの植民地は太平洋戦争で日本軍にことごとく占領されました。

戦後オランダはそれらを取り戻そうとし、インドネシアとは独立戦争を戦ってまで植民地に固執しましたが、結局インドネシアの独立となってしまいました。
以後も、対インドネシアの関係では冷たい態度を継続している状況です。

また、日本に対しても植民地を奪われるきっかけになった国であるとして、ヨーロッパの中でも数少ない反日感情を持った国となっています。

首都はアムステルダムですが、政治の中心は王宮や国会が置かれているハーグです。

日本からの国際線は、首都アムステルダム近郊のスキポール国際空港に到着し、成田空港と関西空港の他、福岡空港からも直行便が出ています。
所要時間は、11.5〜12時間程度です。




オランダの概要

主要データ

面積: 4.1万ku(九州程度)
人口: 1670万人(2011年)
人種: オランダ人(8割)
言語: オランダ語
宗教: カトリック(3割)、プロテスタント(2割)

気候

夏涼しく、冬温暖な気候で、降水も年間を通じて適度にあります。
雨の降る日が多く、一日のうちでも天気が変わりやすいです。

時差

日本標準時 − 8時間です。
3月最終日曜日〜10月最終土曜日はサマータイムで 日本標準時 − 7時間 となります。

通貨

ユーロ(略号:€、通貨コード:EUR)


オランダの観光地

このエントリーをはてなブックマークに追加

海外旅行準備室