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オランダの国旗 オランダ北部・東部・南部(オランダの観光地 3)

オランダ北部

アイセル湖 (Ijsselmeer)
オランダ北西部の湖です。1932年にそれまで湾だったゾイデル海を堤防で締め切って淡水湖としたものです。
面積は琵琶湖の1.5倍以上あり、ムール貝やウナギの宝庫です。
沿岸にはかつて海だった時代の港町も点在しています。
マルケン島 (Marken)
アムステルダムの北東20km、アイセル湖に浮かぶ東西3kmほどの小島です。湖岸から1.5km沖にありますが、堤防で結ばれて車で行くことができます。
もともとウナギを採っている静かな漁村で、ローカル色豊かな民家があり、地元の人々はごく普通に民族衣装を着ているのを見ることができます。
エダム (Edam)
アムステルダム北北東25km、アイセル湖沿いにある町です。
「エダム・チーズ」の産地として知られ、19世紀の街並みが残ります。
町の中心にはかつてチーズの取引を行っていた「計量所 (De Waag)」があり、ここで毎年7〜8月の水曜日に「チーズ市」が行われ、かつての取引の様子を再現します。
フォーレンダム (Volendam)
エダムの南東2.5km、アイセル湖に臨む漁村です。湖沿いにレンガ造りのかわいい民家が並びます。
この地域独特の民族衣装を観光の目玉にしており、衣装を着て写真撮影してくれるスタジオがいくつかあります。
ホールン (Hoorn)
アムステルダムの北35kmにある町です。
17世紀に東インド会社の拠点として栄えた港町の一つで、町には倉庫や計量所、豪商の館など当時の繁栄を示す建造物が多く残っています。
現在の港はヨットハーバーとなってレジャーの拠点となっています。
ホールンから北20kmのメデンブリック (Medemblik)、東北東20kmのエンクハウゼン (Enkhuizen) という3つの東インド会社の拠点だった町を「歴史の三角地帯」と称して巡るルートがあります。
ホールンとメデンブリック間はチューリップ畑の中を走るミニSL鉄道、メデンブリックとエンクハウゼン間は湖上遊覧船、エンクハウゼンとホールン間は国鉄路線があります。
エンクハウゼン (Enkhuizen)
ホールンの東北東20kmにある、東インド会社の拠点だった港町です。
ここもかつての港はヨットハーバーになっています。
町の東には、ゾイデル海時代の生活の様子を紹介し、屋外では町を再現して当時の暮らしの実演を行う「ゾイデル海博物館 (Zuiderzeemuseum)」があります。
アルクマール (Alkmaar)
ホールンの西20km、アムステルダムの北北西35kmにある町です。伝統的なチーズ市が開かれる町として有名です。
チーズ市はエダムやゴーダでは7〜8月ですが、ここでは4月中旬から9月中旬の毎週金曜日に開かれます。
町の中心の「ワーフ広場 (Waagplein)」で行われ、17世紀以来続くギルドに所属し、伝統衣装に身を包んだチーズ運搬人が「計量所 (waag)」に運んで計量してセリにかけられます。
大堤防 (Afsluitdijk)
アムステルダムの北70kmの地点から北東方向へ延びる、全長約30kmの大堤防です。
1932年のゾイデル海を締め切る大工事で造られたもので、北側にワッデン海 (Waddenzee)、南側にアイセル湖が広がります。
幅は約100mあり、中央を高速道路が走っています。途中に展望台と休憩所を兼ねたスポットがあります。
レーワールデン (Leeuwarden)
大堤防の北東30km、星型の運河に囲まれたオランダ北部の町です。
オランダの中でも独自の文化を持ち、フリジア語を話すフリースランド州の中心地です。
16世紀に教会として建設され、地盤沈下で斜塔のまま残された「オルデホーフェ斜塔 (Oldehove Toren)」が知られ、第一次大戦中の女スパイで有名なマタハリが少女時代に過ごした「マタハリの家 (Mata Hari's Huis)」もスポットです。
ヒンデローペン (Hindeloopen)
レーワールデンの南西40km、アイセル湖の北東岸にある漁村です。
色鮮やかな「ヒンデローペン塗り」による家具や工芸品の生産で有名です。
17〜8世紀の北欧諸国との木材取引の際に持ち帰った工芸品や、東インド会社によるインドの工芸品などの技法に触発されて、独自の装飾技術を確立したものです。
村には家具や工芸品を売る土産物屋が並んでいます。
ヒートホールン (Giethoorn)
アムステルダムの北東90km、アイセル湖の東にある小さな村です。
湿地帯にあり、かつて泥炭(ピート)を採掘した跡が湖となり、運搬のために造った水路や運河が多く残っています。
一帯の自然は保護されており、昔ながらの民家も景観保護のためにそのまま残されています。
村の散策や、貸しボートによる運河の観光も可能です。

オランダ東部

クレーラー・ミューラー美術館 (Kröller Müller Museum)
アムステルダム東南東60kmの町オッテルロー (Otterlo) の東に広がる森の中にある美術館です。
1938年の開館で、「アルルの跳ね橋」や「夜のカフェテラス」などゴッホの名作を中心に後期印象派の作品を収蔵しています。
実業家クレーラー・ミューラー氏の夫人が寄贈したもので、庭園にはピカソやロダンの彫刻も展示しています。
周辺の60kuの森も寄贈されたもので「ホーヘ・フェルウェ国立公園 (Nationaal Park de Hoge Veluwe)」となっており、美術館はほぼ中心にあります。
ヘット・ロー宮殿 (Paleis Het Loo)
アムステルダムの東70kmの町アペルドールン (Apeldoorn) の北西郊にあるバロック様式の宮殿です。
1685年にウィレム3世が狩猟の館として建造したもので、1975年までは王室の夏の別荘として使われました。
1984年から博物館として公開され、王室の優雅な暮らしを垣間見ることができます。

マーストリヒト

マーストリヒト (Maastricht) は、オランダ領が南に細く突き出した南端近くにある人口12万人の町です。
市街のすぐ西はベルギー、東30kmにはドイツのアーヘン市がある国境近くの町です。市内の中心を南北にマース川 (Maas) が流れ、西が旧市街、東が新市街です。
紀元前1世紀のローマ時代に歴史が始まり、さまざまな国の支配を受け、1992年にEU創設の「マーストリヒト条約」が調印された地です。

聖セルファース橋 (Sint-Servaasbrug)
旧市街と新市街を結ぶマース川に架かる橋です。
13世紀に造られた国内最古の橋の一つで、町のシンボルとなっています。
市庁舎 (Stadhuis)
聖セルファース橋の北西、旧市街の広場「マルクト (Markt)」にある建物です。
1664年完成のネオ・クラシック様式で、ブラバンド公国とリエージュ大司教の覇権争いのために正面玄関は左右対称に2つの入口があります。
聖セルファース教会 (Sint-Servaasbasiliek)
聖セルファース橋の西0.5kmにある教会です。
オランダ最初の大司教・聖セルファチウスが384年に埋葬された地に6世紀から建造が始まり、主要部分は11〜15世紀に造られました。
宝物館にある黄金色の胸像や聖骨箱や、中庭の「おばあちゃん」という愛称で重さ7tの「聖セルファースの鐘」などの見所があります。
市の城壁 (Mittelanlterlichen)
聖セルファース橋の南、旧市街の南東部にある、13〜16世紀に建造された町を囲んでいた城壁の一部です。
東の端には1229年建造の「地獄門 (Helpoort)」があり、18世紀のペスト流行の際に患者をこの門を通って隔離し、ほとんど生還した者がなかったためこのような名がついたといわれています。
三国国境地点 (Drielandenpunt)
マーストリヒト東南東30km、ファールス (Vaals) の町の南にある、オランダ、ドイツ、ベルギーの国境が交わる地点です。
森の中に広場があり、石柱と3国の国旗が立っています。付近にはオランダの最高地点(標高322m)や展望台があります。
東のドイツ側はすぐアーヘン市(Aachen)が広がっています。


オランダの観光地

オランダ北部の地図

マルケン島の集落マルケン島の集落
(Photo marken,2010 (66) bymarken,2010 (66))

フォーレンダムフォーレンダム
(Photo DSC04586 by paulohrodrigues)

アルクマール、チーズ市の運搬作業アルクマール、チーズ市の運搬作業
(Photo Alkmaar Cheese Market www.cycletours.com by Cycletours Holidays)

大堤防大堤防
(Photo Afsluitdijk by inyucho)

レーワールデン、オルデホーフェ斜塔レーワールデン、オルデホーフェ斜塔
(Photo Oldenhove Tower by FaceMePLS)

ヘット・ロー宮殿ヘット・ロー宮殿
(Photo garden,paleis het loo,2010(281) by bertknot)

マース川とマーストリヒト旧市街マース川とマーストリヒト旧市街
(Photo Maastricht by mi chiel)

三国国境地点三国国境地点
(Photo Drielandenpunt by viëtor)

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