ペルー旅行のいろいろ情報
ペルーの料理
特徴
原住民の料理にスペインの影響が加わり、さらにアフリカ、中国、日本など移民の料理が加わり、「クリオーヤ」といわれる料理になっています。
味は唐辛子をはじめ、さまざまなスパイスを使って辛い味が多いです。
リマをはじめとする太平洋岸は食材としてシーフードが豊富、また山岳地帯はサツマイモ、ジャガイモ、トウモロコシ、カボチャ、唐辛子、トマトなど世界各地の主要食材の原産地でもあり、それぞれ多くの品種があります。
イキトスなど熱帯雨林の地方では川魚とバナナなど熱帯の食材を使います。
ペルーの名物料理
- セビーチェ (Cebiche) = 白身魚など生の魚介類にタマネギなどの野菜や唐辛子を混ぜた海鮮サラダです。
ライムやレモンをふりかけてしばらく冷蔵庫でなじませてから食べる、マリネ風のサラダです。
- アンティクーチョ (Anticucho) = タレに漬けた牛の心臓の角切りを串に刺して焼いたものです。
串にはジャガイモが1個ささっているのが特徴です。
- ロモ・サルタード (Lomo Saltado) = 牛肉とジャガイモの炒め物です。
肉はロースを使い、タマネギやトマトなども加えます。強火で炒める調理法は中国料理の影響です。
- アヒ・デ・ガジーナ (Aji de Gallina) = 鶏肉を唐辛子入りのソースで煮たシチューです。
チーズを加えたり、牛乳に浸したパンでとろみをつけたり、ピーナツなどを加えたりすることもあります。
- パパス・ア・ラ・ワンカイナ (Papas a la Huancaina) = 塩茹でしたジャガイモをスライスして皿に盛り、チーズソースをかけたものです。
- カウカウ (Caucau) = 牛や豚のモツをジャガイモやタマネギともに炒め、ターメリックで黄色い色をつけた辛味の少ないカレーのようなものです。
インディカ米のご飯を添えて食べます。
- タクタク (Tacutacu) = インゲンマメと米を煮てつぶし、餅状のものをフライパンで焼いて固めたものです。
植民地時代からの庶民の料理です。
ペルーの酒
- ピスコ (Pisco) = ブドウの絞り汁から作る蒸留酒でブランデーの一種です。
樽でなく素焼きの壷で短時間熟成のため、透明な淡黄色です。
アルコール度50%ほどの強い酒で、一般にはライムやレモン、砂糖などを混ぜて「サワー」にして飲みます。
- チチャ (Chicha) = トウモロコシを原料にした発酵酒で、古くからインディオが作ってきたドブロク風の酒です。
トウモロコシを発芽させ、乾燥して粉に挽き、水を加えて煮詰めたものを素焼きの壷で数日間発酵させたものです。
アンデスの農村部では祭りに欠かせない酒です。
ペルー・旅の雑学
- 高山病
- ペルーの主要な観光地は標高3000mを越える場所にあり、リマなどの低地から国内線で移動すると、短時間で高山に駆け上がった状態になり、高山病にかかりやすいです。
頭痛、吐き気、食欲減退などの症状が出たら安静にして、十分な睡眠をとることが必要です。
入浴や飲酒は避けたほうがいいです。
また、遺跡などでは坂を登っても空気が薄いため息がすぐ切れ、体が動かなくなるといいます。
- ウロス島
- チチカカ湖に生える「トトラ」という葦をたくさん敷いて造った浮島です。
厚さは2〜3mもあり、表面はふわふわですが、家を建て、畑を作って生活している人たちがいます。
現在は50ほどの浮島に1000人程度が暮らしているということで、学校やホテルもあります。
- アンデスのフォルクローレ
- アンデスの民族音楽ですが、「インカの音楽」ではなく、先住民と途中から侵入してきた白人の混血が多くの民族の音楽を融合してできたものです。
実質的には半世紀ほどの歴史しかありません。「ケーナ」などの管楽器は先住民、ギターや太鼓はスペインが持ち込んだものです。
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