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マレーシアの国旗 マレー半島(マレーシアの観光地 1)

クアラルンプール

クアラルンプール (Kuala Lumpur) は、マレー半島の南西部にある人口約160万人余の首都です。
19世紀半ばに鉱山の拠点として開発された比較的歴史の浅い町です。
イスラム建築と近代的な超高層ビルが混在し、チャイナタウンなどもあって様々な文化が入り混じった雰囲気を持っています。

ムルデカ広場 (Merdeka Square)
市の中心部にある、1957年に当時のラーマン首相がイギリス統治から独立宣言を行った場所です。
広々とした芝生に、100mの高さの国旗掲揚塔があります。
ここで様々な国家行事が行われます。
マスジット・ジャメ (Masjid Jamek)
ムルデカ広場の東、クラン川とゴンバック川の合流点にある1909年に創建の白亜のモスクです。
「旧モスク」の意味で、1965年に国立モスクができるまで市の中心的なモスクでした。
3つの白いドームと2つの尖塔から成り、周囲はヤシの林に囲まれています。
セントラル・マーケット (Central Market)
ムルデカ広場の南東にある2階建てのショッピングセンターです。
かつての生鮮市場を改装したもので、雑貨や工芸品などの店が並んでいます。
川沿いの劇場では踊りやコンサートも開かれます。
チャイナ・タウン (China Town)
セントラル・マーケットの南にある中国系住民の町です。
雑然としていますが市場、屋台、露店の他、ショッピングセンターや映画館などが集まって非常に活気があります。
国立モスク (National Mosque / Masjid Negara)
ムルデカ広場の南1kmにある1965年完成の新モスクです。
8千人収容で、青い波状の屋根をもつ東南アジアでも有数の礼拝堂があります。
高さ73mの鉛筆状の尖塔の他、広大な敷地に多くの建物が建っています。
レイク・ガーデン (Lake Gardens)
ムルデカ広場の南西1kmにある92haの広大な公園です。
1880年代に造られ、ラン、ハイビスカスの園や、鳥を放し飼いにした「バード・パーク」、6千匹の蝶の舞う「バタフライ・ガーデン」などがあります。
国立博物館 (National Museum)
レイク・ガーデンの南にある1963年に開館した博物館です。
伝統的なマレー様式の高床式の建物で、マレーシアの歴史、文化、工芸などの資料展示を行っています。
王宮(イスタナ・ネガラ) (Istana Negara)
ムルデカ広場の南2kmにある国王の宮殿です。
1928年に建てられた中国人の大邸宅を買い取ったもので、金色のドームを持つ白い建物です。
内部の見学はできませんが、週1回門前で衛兵の交代式が見られます。
KLタワー (KL Tower)
ムルデカ広場の北東1.5kmにある高さ421mの通信用の塔です。
KLとは、クアラ・ルンプールの頭文字で、1996年に完成、クアラルンプールのランドマークとなっています。
高さ276mの展望台には回転式レストランがあり、市内が見渡せます。
ペトロナス・ツインタワー (Petronas Twin Tower)
KLタワーの北東1.2kmにある、世界有数の452mの高さを誇る2本のトウモロコシ形の高層ビルです。
1998年に完成し、中間付近の41階にある2本のビルをつなぐ渡り廊下が展望フロアになっています。
下層階には大型ショッピングモールがあります。
バツー洞窟 (Batu Cave)
市の北13kmにある鍾乳洞で、ヒンズー教の聖地となっています。
272段の階段を登っって洞に入ると、天井までの高さが100mもある洞窟寺院があります。
年に1度行われるヒンズー教最大の奇祭「タイプーサム」には10万人の信者が集まります。

マラッカ

マラッカ (Malacca / Melaka) は、クアラルンプールの南東130km、マラッカ海峡に臨む古都です。
15世紀初めにマラッカ王国の都が置かれ、海のシルクロードといわれる東西交易の拠点として発展しました。16世紀以後、ポルトガル、オランダ、イギリスと西欧列強に次々支配され、第二次大戦中には日本が占領した歴史を持ちます。
市街はヨーロッパの影響を色濃く残すスポットがたくさんあります。
これらの歴史的な街並みが、2008年に世界遺産に登録されています。

スタダイス (Stadthuys)【世界遺産】
市内を流れるマラッカ川東岸の歴史地区に建つ、サーモン・ピンクの色が特徴のオランダの建物です。
1641年の建造で、教会や市庁舎として使われ、現在は「マラッカ歴史博物館」としてマラッカの歴史の紹介をしています。
広場には1904年に建てられた時計塔と噴水があります。
キリスト教会 (Christ Church)【世界遺産】
スタダイス前の広場の向かい側に建つ、真紅のプロテスタント教会です。
1753年のオランダ統治時代に建てられ、高さ30mの教会の梁は1本の木を切り出したもので、組み合わせ部分に釘を使っていない高度な造りです。
イギリス統治時代以後は英国国教会が管理しています。
セントポール教会 (St. Paul's Church)【世界遺産】
スタダイス南、セントポールの丘の上にある教会跡です。
ポルトガル統治時代の1521年に建てられ、日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルも一時滞在しました。
教会の前にザビエルの大理石像があり、中国で没した彼の遺体をインドのゴアに葬るまで9ヶ月間仮埋葬したという墓もあります。
オランダ占領後は著名人の墓地になっています。
マラッカ・スルタン王宮 (Malacca Sultanate Palace)【世界遺産】
スタダイスの南東、セントポールの丘の麓にある、かつての王族(スルタン)の宮殿を再現したものです。
歴史書の記述をもとに造られた木造建築で、内部は「マラッカ文化博物館」になっています。
マラッカ独立宣言記念館 (Proclamation of Independence Memorial)
マラッカ・スルタン王宮の東にある建物です。
1956年に初代首相ラーマンがここで独立宣言を読み上げました。
もともとは1912年に建てられた英国人専用の「マラッカ・クラブ」の建物で、現在は独立に関する資料や写真を見ることができます。
サンチャゴ砦(ファモサ) (A Famosa)【世界遺産】
セントポールの丘の南麓にある要塞跡です。
1511年にポルトガル軍が築いたもので、1808年にマラッカを占領したイギリス軍によって破壊されました。
石造りの門だけが当時の姿を残しています。
ババ・ニョニャ・ヘリテイジ博物館 (Baba Nyonya Heritage Museum)【世界遺産】
スタダイスのマラッカ川の対岸、古い建物が残る地区にある博物館です。
19世紀に渡って来た中国人男性(ババ)と結婚したマレー人女性(ニョニャ)の豪邸を開放し、当時の生活の様子を日用品や家具などの展示で伝えています。
チェン・フン・テン(青雲亭)寺院 (Cheng Hoon Teng Temple)【世界遺産】
ババ・ニョニャ・ヘリテイジ博物館の北にある、1646年創建の国内最古の中国寺院です。
海の女神「媽祖(マーツー)」を祀っており、多くの参拝者が訪れています。
ブキッチナ(中国の丘) (Bukit Cina)
スタダイスの北西にある丘の上の広大な中国人墓地です。
1460年代にマラッカの大使が明の皇帝の娘ハン・リー・ポーを妃として迎え、その時に同行した臣下や侍女の居住地だったところです。
丘の南麓には妃が毎日水を飲んだという井戸「ハン・リー・ポーの井戸 (Hang Li Poh's Well)」があります。
ミニ・マレーシア (Mini Malaysia)
市街の北東15kmにあるマレーシア13州の民族や風土を紹介する民族村です。
伝統的な家屋が実物大で展示され、内部には家具や生活用品なども展示しています。
同じ敷地にASEAN(アセアン)10ヶ国の民族博物館「ミニ・アセアン (Mini ASEAN)」もあります。

ジョホールバル

ジョホールバル (Johor Bahru) は、マレー半島の南端、クアラルンプールの南東300kmにある町です。
マラッカの国王が西欧諸国から逃れて新しいマレー文化を作った地で、欧風色がほとんどありません。
南は狭いジョホール水道を隔ててシンガポールと橋でつながれ、シンガポールからの日帰りツアーも人気です。

イスターナ・ベサール (Istana Besar)
市街の南端、ジョホール水道近くにある、近代ジョホールの父といわれるスルタン・アブ・バカールの建てた宮殿です。
1886年創建で、青い屋根をもつ白亜のビクトリア様式の建物です。
現在は博物館になっており、ジョホール王族の家宝等が展示されています。
スルタン・アブ・バカール・モスク (Sultan Abu Bakar Mosque)
イスターナ・ベサールの西にある1892年創建のモスクです。
白壁に青い丸屋根で国内で最も美しいモスクの一つといわれています。
礼拝堂は2千人が収容できます。
州庁舎ビル (State Secretariat Building/Bangunan Sultan Ibrahim)
市の中心部にある1940年建造のインド・サラセン様式の建物です。
石造りの高さ64mの尖塔があり、太平洋戦争中は日本軍司令部として使われました。
1階ホールのモザイク装飾は見所です。
ブキット・セレネ宮殿 (Isatana Bukit Serene)
市の北西4kmにあるジョホール州スルタンの王宮です。
高さ30mの塔が市のシンボルになっています。
隣接するラン園は有名で、庭園は市内で最も美しいといわれています。

マレー半島各地

ゲンティン・ハイランド (Genting Highlands)
クアラルンプールの北北東40km、標高1770mにある高原リゾートです。
1971年にオープンした国内最初の総合リゾート施設で、国内唯一のカジノやゴルフ場などの施設が整っています。
熱帯雨林のジャングルをトレッキングすることもできます。
フレーザーズ・ヒル (Fraser's Hill)
クアラルンプ−ルの北70kmに、標高1520mにある政府直営の保養地です。
1919年から開発された国内最古の保養地で、各種保養施設やゴルフ場、植物園などが整備されています。
自然保護を優先した開発方法が注目されています。
キャメロン・ハイランド (Cameron Highlands)
クアラルンプールの北150km、マレー半島中央部の西にある標高1500mの高原リゾートです。
500kuの広大な地域に熱帯林、湖、滝が点在し、中心地のタナ・ラータ (Tanah Rata) に別荘が集まっています。
タマン・ネガラ国立公園 (Taman Negara National Park)
クアラルンプールの北東200km、マレー半島中央部の東に広がる広さ4343kuの広大な自然公園です。
約1億3千万年前からという世界最古の熱帯雨林に覆われ、多くの野生生物が生息しています。
トレッキングや動物ウォッチングなどさまざまのアクティビティに参加できます。
クアラルンプールの北東130kmのクアラ・テンベリン (Kuala Tembeling) から約40km川をボートで遡ったところにあるクアラ・タハン (Kuala Tahan) が観光の拠点になります。
コタ・バル (Kota Bharu)
マレー半島東海岸のマレーシア最北端で、タイ国境に接する町です。
イスラム色が強く、女性は髪を隠すために布をかぶっています。
凧や高級生地のソンケットといった民芸品が名物です。
イスラムの宮殿や民芸品の博物館、マーケットなどが散策のスポットです。


マレーシアの観光地

マレー半島の地図


マスジット・ジャメマスジット・ジャメ

レイク・ガーデンレイク・ガーデン
(Photo by 日本アセアンセンター (c)ASEAN-Japan Centre)

ペトロナス・ツインタワーペトロナス・ツインタワー
(Photo by 日本アセアンセンター (c)ASEAN-Japan Centre)

バツー洞窟バツー洞窟
(Photo Batu Caves Hindu temple by mckaysavage)

マラッカ・スタダイス周辺の地図


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スタダイススタダイス
(Photo by 日本アセアンセンター (c)ASEAN-Japan Centre)

マラッカ・スルタン王宮マラッカ・スルタン王宮
(Photo by 日本アセアンセンター (c)ASEAN-Japan Centre)

サンチャゴ砦サンチャゴ砦
(Photo by 日本アセアンセンター (c)ASEAN-Japan Centre)

ジョホールバル、スルタン・アブ・バカール・モスクジョホールバル、スルタン・アブ・バカール・モスク
(Photo by (c)Tomo.Yun)

ジョホールバル、州庁舎ビルジョホールバル、州庁舎ビル
(Photo by (c)Tomo.Yun)

キャメロン・ハイランドの茶畑キャメロン・ハイランドの茶畑
(Photo Boh Tea Plantation, Cameron Highlands by kaeru.my)

コタ・バルのマーケットコタ・バルのマーケット
(Photo Siti Khadijah Market by Marufish)

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