スイス旅行のいろいろ情報
スイスの料理
特徴
ドイツ、フランス、イタリア、ロマンシュという4つの言語圏がそれぞれの料理の特徴を出しています。
有名な料理は、やはりフランス系のものが多いようです。
基本的には、チーズとワインが料理に使われるのが共通しており、地方によって味にバラエティがあり、さまざまな郷土料理が存在します。
レストランでは日本人にとってはひとつの料理の量が多いので、注文の際には注意が必要です。
スイスの名物料理
- チーズ・フォンデュ (Fondue Fromage) = スイス料理の代表といえる料理で、フランス語圏を中心に全土で食べられます。
卓上鍋で数種類のチーズを白ワインで溶かし、フォークに刺したパンにからめて食べます。
フランス語では「フォンデュ・フロマージュ」といいます。
- ミート・フォンデュ (Fondue Bourguignonne) = 卓上鍋で油を熱し、フォークに刺した角切り肉をその中で揚げ、好きなソースをつけて食べます。フランス語では「フォンデュ・ブルギニョン」といいます。
- フォンデュ・シノワーズ (Fondue Chinoise) = 「中華風フォンデュ」の意で、卓上鍋に熱したコンソメスープを入れ、薄切り肉をくぐらせてソースをつけて食べるスイス版の「しゃぶしゃぶ」です。
- ラクレット (Raclette) = 直径が50cm前後もある巨大なチーズを半分に切り、切り口を火で溶かしてドロドロになったチーズをナイフで皿にそぎ落とし、それを茹でたジャガイモにからめて食べます。
- ゲシュネッツェルテス (Geschnetzeltes) = チューリヒの名物料理です。
薄切りの仔牛の肉をマッシュルームとともにクリームで煮込んだものです。
- ベルナー・プラッテ (Berner Platte) = ベルン地方の名物料理で、ソーセージ、ベーコンや牛肉、豚肉などとニンジン、ジャガイモ、キャベツなどの野菜を、塩胡椒味で煮込んだもので、ポトフに似ています。
- レースティ (Rösti) = ジャガイモを細切りにしてフライパンでパンケーキ風に焼いたもので、ハッシュド・ポテトのような感じです。
ドイツ語圏の料理です。
- ビュンドナーフライッシュ (Bündnerfleisch) = 調味料をまぶした牛肉の塊を1〜2年自然乾燥させたもので、かちかちのものを薄く削って食べます。
もともとは保存食で、オードブルやワインのつまみになります。
スイスの酒
- ワイン (Wein / Vin) = 山がちの国土の中でも、レマン湖周辺、ヌーシャテル湖周辺、チューリヒ近郊、イタリア国境近くのティチーノ州など、ワイン生産に適した気候や地形の地域でワインが作られています。
スイス・旅の雑学
- 赤十字と赤新月
- 赤十字は、ジュネーブ出身の実業家アンリ・デュナンが、戦場において敵味方なく負傷者の救護に当たることを目的とした組織として1863年に結成したものです。
白地に赤い十字の旗は、母国スイス国旗の色を反転したものだということです。
ただイスラム諸国は、十字が「十字軍」を連想するために嫌われ、白地に赤い三日月の旗を使った「赤新月社」という呼び方をしています。
なお2005年12月に、宗教的に中立の「赤いひし形」というマークも制定されました。
- 氷河急行
- スイスの有名な観光列車です。
南部のツェルマットと東部のサンモリッツおよびクールを結んで、アルプス沿いに走っています。
山岳地帯で起伏が大きく、最長270km(東京から豊橋、長岡、福島程度の距離)の区間を7時間半かけて走ります。
万年雪の名峰や森、牧草地など美しい景色を堪能できます。
食堂車のランチは予約が必要で、車内販売のワインがこぼれないように工夫されたグラスが人気です。
- インターラーケンからの登山列車
- インターラーケンからのユングフラウ観光では登山列車が中心になります。
インターラーケン東駅からの列車は、ユングフラウ方面を目指すラウターブルンネン行と、グリンデルバルト行が併結で出発し、途中駅で分割してそれぞれの方向へ行きますので、乗り間違えのないようにする必要があります。
- アルプホルン
- アルプスの羊飼いが14世紀頃に合図用に発明した楽器です。
木をくり貫いて作り、通常は長さ1mほどのものから、4〜5mのものまであり、後者がよく紹介されています。
- スイスの時計
- スイス西部のジュネーブからバーゼルにいたるジュラ山脈の麓に時計工場が集まっています。
伝統的な職人の技で、精巧なものが造られています。
かつて「スイスの時計」といえばステータス・シンボルでしたが、近年は日本のクオーツ時計に押されて大きな打撃を受けてしまいました。
しかし、手造りの高級志向が求められるようになって再興しているといいます。
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