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メキシコの料理
特徴
マヤ、アステカ時代から、トウモロコシ、ジャガイモ、トマト、唐辛子などが栽培され、スペインが持ち込んだ米、タマネギ、ニンニク、豚などの食材が混合し、辛味の利いたバラエティ豊かな料理となっています。
その種類は4千ともいわれます。
メキシコの名物料理
- トルティージャ (Tortilla) = トウモロコシの粉を水で練り、薄く円盤状に焼いたパンの一種です。
メキシコの主食といわれる食べ物です。
- タコス (Tacos) = さまざまな食材をトルティージャで巻き、サルサ(Salsa:辛いチリ・ソース)やライムをかけて食べます。
味付けした豚肉を回転して焼き、外側をそぎ落とした「パストール」や、牛肉を炒めた「スデアーロ」、スパイシーなソーセージ「ロンガニーサ」などが巻かれるポピュラーな具材です。
- チリ・コン・カルネ (Chili con Carne) = 柔らかく煮た豆に、ひき肉、タマネギ、トマトを加え、チリパウダーで辛味をつけて煮込んだものです。タコスの具としても使われます。
- ワカモーレ (Guacamole) = アボガドに、タマネギ、トマト、ハラペーニョなどを混ぜて作る緑色のサラダです。
サルサ・ソースの一つとしても使われ、トルティージャにつけて食べたり、タコスの具にもなります。
- フリホーレス・レフリートス (Frijoles Refritos) = インゲンマメをペースト状になるまで煮込んだものです。
主にメインディッシュの付け合せになります。
- チレス・エン・ノガーダ (Chiles en Nogada) = 辛くない唐辛子の中に、ひき肉、ナッツ類、レーズンなどを詰めて揚げ、生クリームベースのソースをかけてザクロの実をトッピングしたものです。
こってりした甘口の祝祭料理で、独立記念日に食べるとされています。
- モーレ・ポブラーノ (Mole Poblano) = 七面鳥やチキンのステーキに、チョコレートをベースとしたチリ・ソースをかけたものです。
プエブラ地方の名物料理です。
- ソパ・デ・トルティージャ (Sopa de Tortilla) = トマト、タマネギ、ニンニクの入ったスープに、揚げたトルティージャを入れたものです。
メキシコの代表的なスープです。
メキシコの酒
- テキーラ (Tequila) = アガベ・アスール・テキラーナというリュウゼツランから作られる蒸留酒で、アルコール度は45%程度です。
塩やライムをなめながらのストレートでのむんだり、カクテルのベースとしたりします。
- メスカル (Mezcal) = リュウゼツランから作る蒸留酒の総称です。テキーラはこの中の高品質な酒の一つです。
原料のリュウゼツランにさまざまな種類があり、ビンに唐辛子を入れたものや、リュウゼツランに寄生する虫を入れ込んだものまで、バラエティが豊富です。
- コロナ・ビール (Corona Beer) = メキシコ産のビールで、広く南米でも飲まれています。
飲食店では注文すると切ったライムがビンの口に詰め込まれて出てくるので、これを搾ってビンに落とし込み、ラッパ飲みするのが作法とされています。
メキシコ・旅の雑学
- マリアッチ
- 音楽バンドの意で、ソンブレロやボレロコートに身を包み、ギターやバイオリン、トランペットなどの演奏者に歌手という編成の楽団です。
レストランやバーなどで民族音楽を演奏します。
19世紀のフランス侵略時に、フランス人貴族の結婚式で演奏する楽団を結成した際、フランス語の「結婚(マリアージュ)」が勘違いされて楽団が「マリアッチ」という名称になったということです。
- メキシコのサボテン
- メキシコは世界で最もサボテンが多い国です。
中でもウチワサボテンは野菜として古くから食べられています。
肥満や糖尿病などの予防効果があるということです。
- タラベラ焼き
- スペインのトレド近郊で焼かれていた陶器「タラベラ焼き」の製法が、16世紀にスペイン入植者によって伝えられたもので、プエブラの名物になっています。
白地にマリンブルーを基調とする陶磁器で、東洋風の花鳥やアステカ風の鳥獣の絵が入ります。
- チワワ
- 日本でもおなじみの小型の犬で、メキシコ北部のチワワ州 (Estado de Chihuahua) が原産地です。
北米では最も古い犬とされ、アステカ時代の王族も飼っていたといわれます。
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