マルタ旅行のいろいろ情報
マルタの料理
特徴
地理的、歴史的な背景から、イタリアのシチリアや北アフリカのアラブ系、支配を受けたイギリスなどの料理がベースになっています。
地中海の真っただ中なのでオリーブは欠かせませんし、トマトやバジルといった野菜やハーブも多用します。
島国なので魚介類も使われ、マグロやカジキの他、ヨーロッパでは珍しくタコも食材としてよく使われます。
肉類もメインになりますが、ウサギ肉がよく使われるのが特徴です。
料理法としては、シチューや煮込みが多いです。
また、主食としてのパン(ホブス、Hobz)はパリッとした皮にもちもちした中身が包まれたもので、マルタのおいしいものの筆頭に挙げられるほどです。
マルタの名物料理
- タコのスパゲティ (Spaghetti biz-zalza tal-qarnit) = ぶつ切りのタコが入ったトマトソースをかけたスパゲッティです。
- ブラジオリ (Bragioli) = 豆や挽肉をさらに肉で巻いてトマトソースで煮込んだものです。
- ラビット・シチュー (Stuffat tal-fenek) = ウサギ肉を赤ワインで煮込んだシチューです。
マルタの酒
マルタはワイン製造に適した気候や土壌のため、2千年以上の醸造の歴史があります。
小国のため生産量は少ないですが、世界からの注目も集めつつあるという状況です。
マルタ・旅の雑学
- マルタのハチミツ
- マルタのゴゾ島の特産物で最も人気があるのがハチミツで、国名のマルタという名も、もとはハチミツの意味だったそうです。
非常に小さなゴゾ島なので、その生産量は少ないのですが、ミツバチが島の中を自由に飛び回って集めた蜜がそのまま製品になっています。
200種に及ぶ植物から集めるといわれ、味は濃厚、しかし季節によって植物が変わるために味も変化し、店頭にある商品にはビン詰めした月が書かれています。
- ゴゾ・チーズ (Gbejna)
- ゴゾ島で作られるチーズも特産品となっています。
マルタ島では普通に牛乳で作られますが、ゴゾ島のものはヤギの乳から作られ、意外にもくせがなく、クリーミーなお豆腐のような感覚です。
- マルタ語
- マルタの公用語はマルタ語と英語です。
マルタ語自体はヨーロッパ系の言語というよりも、むしろアラビア語の方言と言えるぐらいそちらに近い言語です。
表記はアルファベットで、異なった発音を表記するために、上部に点をつける子音文字が付加的にあります。
アラビア語がベースですが、シチリア島に近い関係もあってそこから流入した言葉もかなり多くあります。
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