アイスランド旅行のいろいろ情報
アイスランドの料理
特徴
国の生い立ちや、火山島という風土から、新鮮なシーフードを使ったものが特徴です。
捕鯨国で、日本同様に捕鯨の存続を主張しており、鯨肉も食材に加わります。
肉類は、人口よりも多いといわれる羊が主で、自然に生息する水鳥も食材に使われます。
野菜は、北欧共通のジャガイモやキャベツが採れますが、地熱を利用した温室栽培で暖地性の野菜栽培も行われています。
調理法は、素材の新鮮さを生かすために、スパイスは控えめ。
技巧を凝らさないシンプルなものが多く、ヘルシーな食事によって世界有数の長寿国となっています。
アイスランドの名物料理
- ハルズフィスクール (Harðfiskur) = 魚に香料を振り掛け、陰干しして硬くしたものです。ハンマーで叩いてバターをつけて食べます。
- ハンギキョ−ト (Hangikjöt) = 子羊の燻製です。クリスマスなどには必ず出される料理です。
アイスランドの酒
アイスランドでは、酒やタバコなど嗜好品の販売に関しては厳しい法律が定められています。
酒に関しては、アルコール度数が高いほど高価になり、また販売できるのはバーやレストランと市中では国営の販売店「Vínbúðin」だけです。
お土産に買うのであれば、空港の免税店が一番安いようです。
そういう事情から、アイスランドで最も安い酒はビールです。
高いものでポピュラーなものは、緑色のボトルのウォッカ「ブレニヴィン」(Brenivin)
です。アルコール度数は40度、英語名は「Black Death (黒死)」というすごい名前です。
アイスランド・旅の雑学
- サガ (Saga)
- アイスランドで12〜13世紀に発達した物語の総称です。
それまでの口伝の物語を、その頃伝えられたアルファベットで文字で記録したもので、内容的には庶民における事件やゴシップ的なものがほとんどといいます。
庶民のサガのほかに、宣教師や学者の残したサガ、アイスランド人の故郷ノルウェーの王家の歴史を扱うサガ、神話に近い古代のサガといったものもあります。
- 世界一空気がきれいな首都
- レイキャビクは「世界一空気がきれいな首都」と称されます。
アイスランドは発電を地熱で行ったり、工業が少ないために空気が清浄で視界がいいです。
夏には50〜60km離れた山が見え、レイキャヴィクから110km離れたスナイフェルトスヨークトル氷河も晴天に日には見ることができます。
- アイスランドの水
- アイスランドは水もおいしい国です。
ミネラルを含んだ氷河の水が水道水に使われ、ホテルでも蛇口から出るその水が飲めます。
そのかわり、冷蔵庫にはペットボトル入りのミネラル・ウォーターは入っていません。
- スキール (Skyr)
- アイスランドの伝統的なヨーグルトです。
乳清を除いて作るもので、厳密にはチーズの分類に入るようです。
見た目はねっとりしたヨーグルト、味も酸っぱさのないヨーグルトで、脂肪分がほとんどなく、カルシウムとタンパク質が多いヘルシーなものです。
市内のスーパーやコンビニで手に入ります。
- アイスランド語
- 文字通りアイスランドで話されている言語ですが、アイスランドの人口自体が少ない(約30万人)ため、言語としても超マイナーな言語です。
もともとは9世紀にバイキングが持ち込んだ言語で、ノルウェー語に近いと言われますが、中世以来あまり変化していないために、ヨーロッパの中でも最も古風な言語となっています。
アルファベットの中にも古い文字が残っていて、"ð"(大文字は"Ð")は英語の "this" の "th"、"þ"(大文字は"Þ")は英語の "three" の "th" の音価で、頻繁に登場します。
日本でアイスランド語を教える大学はわずかしかありません。
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