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タシケント (Tashkent) は、ウズベキスタン東部にある人口220万人を擁する首都で、北西10kmにはカザフスタン、南60kmにはタジキスタンの国境があります。
乾燥して暑い夏と、雨が多い冬という地中海性気候に分類される地域にあり、緑が多く、水も豊かな、ウズベキスタンの中でも恵まれた風土にあります。
古代からこの地域の交易都市として発展してきましたが、支配する国が交代するたびに破壊と再生を繰り返してきました。
現在の町は、1917年のロシア革命以後の社会主義的な町づくりがベースですが、1966年の大地震で壊滅した後に復興した街並みとなっています。
そのため、古い建造物はほとんどありませんが、イスラムの廟や神学校(メドレッセ)が多く点在します。また中央アジアで数少ない地下鉄の走る町です。
スターリンの強制移住政策の結果、多種多様な人種が暮らしているのも特徴です。
サマルカンド (Samarkand) は、タシケントの南西250kmにある人口40万人ほどの町です。夏は乾燥した酷暑の一方、冬は寒いという土地です。
紀元前からのオアシス都市で、8世紀にイスラム化、ソグド人によるシルクロードの交易都市として栄えました。
1220年にモンゴル軍に破壊されましたが、15世紀にはチムール朝の首都として再建、17世紀以降は支配する国の交代のたびに盛衰を繰り返しました。
抜けるような青空と、イスラムの青タイルから、「青の都」と呼ばれています。
町は "文化の交差点" として世界遺産に登録され、ウズベキスタン観光のハイライトでもあります。
シャフリサーブス (Shahrisabz) は、サマルカンドの南70kmにある人口5万人強の町です。標高600m余にあるオアシスの町で、市内には多くの緑があります。
紀元前からの歴史を持つ町で、最初はキシュ (Kesh) と呼ばれました。
1336年にチムールが生まれ、その後町は発展しましたが、16世紀にブハラ・ハン国によって破壊されました。
チムール時代の建造物がいくつか残っており、世界遺産に登録されています。
ブハラ (Bukhara) は、サマルカンドの西220kmにある人口25万人ほどのオアシス都市です。
古代からサマルカンドと並ぶソグド人による重要な交易都市でしたが、13世紀にモンゴルによる破壊後は、チムール朝の中心がサマルカンドに置かれたことで、町は低迷していました。
16世紀末にウズベク人によって再興、ブハラ・ハン国の都として、19世紀のロシア帝国に征服されるまで繁栄しました。
ロシアからソ連に移る間に、ブハラは1共和国に移行、その後ウズベキスタン独立の際にその一部となっています。
サマルカンドに比べると「青」の色は少ないですが、町全体が世界遺産になっています。
ヒヴァ(ヒワ) (Khiva) は、ブハラの北西400kmにあるオアシスの町です。
1世紀ごろから町ができ、8世紀にイスラム化しています。
16世紀からヒヴァ・ハーン国の首都となりましたが、1740年にペルシャの攻撃で壊滅、復興後は1873年にロシア帝国に滅ぼされて、そのままソ連の一部となりました。
町の主な建造物はこの期間に造られたもので、旧市街は美しい建物が残り「中央アジアの真珠」と呼ばれています。
北東30kmの町・ウルゲンチ (Urganch) に国内線の空港があり、一般的にはここから入るのが便利です。
ウズベキスタン南東部の地図
タシケント、ナボイ劇場
(Photo Alisher Navoi Theater by D-Stanley)
チョルスー・バザール
(Photo Chorsu Bazaar, Tashkent by Aleksandr Zykov)
オアシスの町、サマルカンド
(Photo Registan24 by joepyrek)
レギスタン広場
(Photo IMG_3891 by giladr)
グリ・アミール廟
(Photo IMG_0618 by erh1103)
シャヒージンダ廟群
(Photo Samarkand, Shah-i-Zinda by Arian Zwegers)
ウルグ・ベク天文台
(Photo Samarqand_4463pp by Stefan Munder)
シャフリサーブス、アクサライ宮殿跡
(Photo Les vestiges du palais de Tamerlan (Shahrisabz) by dalbera)
ブハラ、カラーン・モスクとミナレット
(Photo Kalyn Mosque by Pricey)
チャル・ミナル
(Photo Char Minar by D-Stanley)
アルク城
(Photo Uzbekistan 2007 079 Ark Bukhara by David Holt London)
イスマイル・サーマーニ廟
(Photo Bukhara, Uzbekistan by stefan_fotos)
ヒヴァ、イチャン・カラ
(Photo IMG_1071 by erh1103)
アヤズカラ
(Photo Ayaz Kala (Khorezm, Ouzbékistan) by dalbera)