スリランカ旅行のいろいろ情報
スリランカの料理
特徴
スリランカの料理は、インドに近いこともあり、さまざまな香辛料を使ったスパイシーな料理、すなわちカレーのような料理がメインです。
インドのカレーと比べると、ココナッツミルクを加えたり、島国のために魚介類を使ったりという特徴があります。
肉については、仏教国なのでタブーはないのですが、ヒンズー教などの影響を受けて牛肉や豚肉を食べない人が多いようで、ベジタリアンも珍しくないそうです。
またシンハラ人の間では、焼き物料理はタブーとされていて、そういう料理は基本的にありません。
スリランカの名物料理
- ライス・アンド・カレー (Rice and Curry) = 煮込み料理全般を指し、魚や肉、野菜を多種類の香辛料で煮込んだものです。
特徴的なのは、一つの材料だけで一皿とし、数種類を食卓に出して、米飯に混ぜ合わせて手で食べるというのが一般的です。
- キリバット (Kiribath) = ココナッツミルクで炊いたご飯です。祝い事があった時によく食べられます。
- ホッパー (Hopper) = 米粉をココナッツミルクに混ぜて発酵させ、蒸してや焼いたもので、一種のパンケーキです。
真ん中に卵を落としたり、素麺状にしたりと、食べ方にバラエティがあります。
スリランカの酒
- ラーとアラック (Ra, Arrack) = ヤシの花からとった樹液を発酵させて作ったのがラーで、それを蒸留したのがアラックです。
ラーはアルコール度3%程度で、ヨーグルトのような味。アラックもフルーティな香りがあるのですが、アルコール度が33%もあり、ついつい飲み過ぎないように注意が必要です。
スリランカ・旅の雑学
- セイロン紅茶
- スリランカは世界有数の紅茶の産地で、セイロン島という名前から「セイロン・ティー」として知られています。
19世紀終盤に、インドで成功した紅茶栽培を、セイロン島でプランテーションとして始めたのがきっかけです。
島の高原の気候が栽培にマッチして良質の茶葉を生産できるため、現在では世界の紅茶の1割を産しています。
また、スリランカの人はよく紅茶を飲みます。
砂糖をたっぷり入れて甘いのを好むそうで、しばしばミルクも入れた甘いミルクティーも好まれます。
ただ、暑い国なのに、アイスティーはほとんど飲まないそうです。
- スリランカの宝石
- スリランカは世界第4位の宝石産出国です。
サファイヤ、ルビー、キャッツアイ、ガーネットなどは世界でもトップクラスの産出量を誇りますが、ただ最高グレードのものは出ないというのが弱点です。
さらに、ダイヤモンド、エメラルド、オパールは産出しません。
一方で、稀少石は多種産出して、ターフェアイト、シンハライト、コーネルピンなどがよく出ているものです。
これらは国内でほぼ唯一、コロンボの南東80kmにある町、ラトナプーラ (Ratnapura) で産出するということです。
- アーユルベーダ
- アーユルベーダはインド発祥の伝統医学で、簡単に言えば予防医学の観点から、健康な生活を送るための体の浄化法や治療法を実践するというものです。
日本では、その内容の一部は医療行為となるために、アーユルベーダとうたっていても、エステや美容、マッサージの範疇でしかできないことになっています。
スリランカも古代にインドから伝わったアーユルベーダがありますが、島国だった関係で、むしろインドよりも純粋な形で残っているといわれます。
実際の施術は医師が行い、ハーブ、オイル、バスなどを活用したアーユルベーダを体験することができます。
- ポヤ・デー
- スリランカでは、毎月満月の日は「ポヤ・デー」とよぶ仏教のお祭りの日となり休日となります。
経済活動や食肉といった「不浄」なものは控えるということで、官公庁などは全て休み、店でも肉の取り扱いが停止され、酒を飲むこともできなくなります。
旅行者も例外ではなく、この日はホテルでも酒は出ないので、どうしても酒が飲みたい人は前日中に仕入れておいて、部屋でこっそり飲むしかないということです。
なお、5月のポヤ・デーは「ベサック」と呼ばれ、1年で最も盛大な満月の下の光の祭りが行われます。
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