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ニュージーランドの国旗 ニュージーランド北島(ニュージーランドの観光地 1)

オークランド

オークランド (Auckland) は、北島 (North Island) の北部、細長く北に延びる半島「ノースランド (Northland)」の南の付け根にあるニュージーランド最大の都市です。
人口140万人弱で、ニュージーランド人口の3分の1が集中し、経済や産業の中心地となっています。
湾に挟まれた地形で、ヨットハーバーが多く、「帆の街」といわれます。

スカイ・タワー (Sky Tower)
オークランド中心部にある複合レジャー施設「スカイシティ (Skycity)」に立つ、南半球一の高さ328mの展望塔です。
上層部に展望台やレストランがあり、市街が一望できます。
周辺の「スカイシティ」はホテル、レストラン、劇場、映画館などがあり、24時間営業のカジノもあります。
ニュージーランド国立海洋博物館 (New Zealand National Maritime Museum)
スカイシティの北0.7km、ワイテマタ港 (Waitemata Harbour) のそばにある船や海洋に関する博物館です。
船の揺れの体験や、鯨の水揚げを再現した展示などがあります。
博物館所有の帆船で、1時間ほどの港内クルーズもあります。
ビクトリア・パーク・マーケット (Victoria Park Market)
スカイシティの西0.5km、ビクトリア公園の南向かいにあるマーケットです。
かつての清掃工場を再利用したもので、古い赤茶色のレンガの煙突が目印です。
扱う品物で4セクションに分かれ、食料品やファーストフード、アクセサリー、小物、骨董品などの店が並んでいます。
オークランド・ドメイン (Auckland Domain)
スカイシティの南東1kmの小高い丘の上にある、1845年開園の市内で最も古い公園です。
80万uの広い敷地があり、中には「オークランド博物館」や植物園の「ウィンター・ガーデン (Winter Gardens)」、ラグビー・グラウンドなどの施設もあります。
オークランド博物館 (Auckland Museum)
オークランド・ドメインの南東部に建つ、1852年創設の博物館です。
ゴシック様式の重厚な白い建物で、ニュージーランドの自然に関する展示の他、先住民のマオリ族の生活や文化、工芸品などの展示が充実しています。
オークランド動物園 (Auckland Zoo)
市街中心部の西南西4kmにある国内最大の動物園です。
国鳥の「キーウィ」や恐竜の生き残りといわれる角を持つ爬虫類「トゥアタラ」など、ニュージーランド固有の動物を見ることができます。
マウント・イーデン (Mt.Eden)
市街中心部の南3kmにある、標高196mの死火山です。
市内に50ほど死火山がありますがその中で一番高いもので、頂上からは市内や湾が見渡せます。
円錐形の火口跡には牛が放牧されています。
ケリー・タールトンズ (Kelly Tarlton's Antarctic Encounter & Underwater World)
市街中心部から東5kmの湾沿いにある施設で、上記英語表記が示すように、南極探検ワールドと水族館を併設したテーマパークです。
南極探検ワールドでは、スコット探検隊の個やの再現、雪上車での探検体験、氷点下でのペンギン観察などユニークなアトラクションがあります。
水族館は地下にあり、長さ約120mの透明な水中トンネルから泳ぐ魚を観察できます。

ノースランド

ノースランド (Northland) は、北島の北部に細長く北に延びた半島で、南北でおよそ300kmあります。
自然豊かで、南半球のニュージーランドの中でも最も温暖な地域です。

アイランズ湾 (Bay of Islands)
オークランドの北190km、ノースランドの東海岸にある湾です。
ニュージーランドでも比較的温暖で、湾内に島がいくつも浮かぶ景勝地です。湾内の観光遊覧船も出ています。
観光の拠点は南岸の「パイヒア (Paihia)」でホテルやレストランが集まっています。
パイヒアの北2kmには、1840年にマオリ族との間でマオリの権利を保証しつつイギリス統治を行う条約を結んだ建国の礎の地「ワイタンギ (Waitangi)」、北東4kmには最初に首都が置かれ、歴史的な建造物が残るリゾート地「ラッセル (Russel)」などのスポットがあります。
カウリ・コースト (Kauri Coast)
アイランズ湾の南西80km、ノースランドの西海岸一帯の海岸部で、ニュージーランド原産の巨木「カウリ」の森が広がっています。
カウリは19世紀から20世紀初頭まで伐採され尽くされ、現在は稀少な木となっています。一帯は保護区になっており、国鳥のキーウィも保護されています。
ここへの公共交通はなく、レンタカーかツアーでの観光となります。
レインガ岬 (Cape Reinga)
ノースランドの最北端の岬で、アイランズ湾の北西150kmにあたります。
岬の先端には灯台があり、沖には太平洋とタスマン海の潮流がぶつかる潮目が見えます。
公共交通機関はなく、レンタカーかツアーでの観光となります。
アイランズ湾のパイヒアを朝出て夕方に戻るフラーズ (Fullers) 社のバスツアーは、途中西海岸の長い砂浜「90マイルビーチ (90 Mile Beach)」の渚を疾走したり、カウリの森に立ち寄ったりするので人気です。

北島中央部各地

コロマンデル半島 (Coromandel Peninsula)
オークランドの東65km、ハウラキ湾 (Hauraki Gulf) の対岸に延びる半島です。
半島全体が森林で覆われ、海岸線にはリゾート・ビーチが点在します。芸術家の住む場所として知られ、別荘も多く建てられています。
東岸にある湾「マーキュリー・ベイ (Mercury Bay)」が最大のリゾート地で、その中心地はフィティアンガ (Whitianga)です。
ハミルトン (Hamilton)
オークランドの南南東120km、ワイカト川 (Waikato River) の作る平野部にある町です。
酪農や園芸の盛んな地域で、ロトルアやタウポ観光の中継地となります。
ワイカト川沿いには遊歩道があり、外輪船によるクルーズもあります。
ワイトモ (Waitomo)
ハミルトンの南60kmにある鍾乳洞群です。
洞窟内に土ホタルが無数に生息して、青白い光を放っていることで有名です。
手軽に入れる「ワイトモ・ケーブ (Waitomo Cave)」の他、洞窟探検やラフティングなどさまざまなアクティビティが用意されています。
観光案内所には「洞窟博物館 (Museum of Caves)」が併設されています。
ロトルア (Rotorua)
ハミルトンの南東100km、内陸のロトルア湖 (Lake Rotorua) の南岸にある町です。
世界最大の地熱地帯で周辺至るところで温泉が湧きだしています。
また先住民のマオリ族の定住地でもあり、伝統文化を見ることもできます。
ロトルア湖のほとりには、「ロトルア博物館 (Rotorua Museum)」となっているチューダー様式の建物やバラ園などがある広大な公園「ガバメント・ガーデンズ (Government Gardens)」、その南に露天風呂や温泉プールのある「ポリネシアン・スパ (Polynesian Spa)」があります。
また町の南3kmにある「マオリ美術工芸学校 (Maori Arts & Crafts Institute)」は、マオリの伝統工芸を伝承するための学校で、工房やギャラリーの他、昔のマオリ村も再現されています。
敷地内は地熱地帯が広がり、高さ30mの熱水を噴き上げることで有名な間欠泉「ポフツ間欠泉 (Pohutu Geyser)」があります。
ワイマング火山渓谷 (Waimangu Volcanic Valley)
ロトルアの南東20kmにある火山活動によって形成された渓谷です。
東10kmにあるタラウェラ山 (Mt.Tarawera) の1886年の噴火で、温泉湖や火口湖があちこちにできています。
約3.6kmの見学コースは巡回バスも走り、歩きとの併用で見学ができます。
ワイオタプ・サーマル・ワンダーランド (Wai-O-Tapu Thermal Wonderland)
ワイマング火山渓谷の南8kmにある地熱地帯です。
さまざまな色合いの温泉池や、温泉が湧きだす泥のプール、滝や間欠泉など視覚的に美しいスポットが点在します。
1.5〜3kmの遊歩道に従って見学ができます。
タウポ湖 (Lake Taupo)
ロトルアの南70km、北島のほぼ中央部にある国内最大の湖です。
東西15km、南北20kmほどで、2世紀頃に火山の大爆発でできた巨大な火口湖といわれます。北東岸に中心の町で保養地の「タウポ (Taupo)」があります。
タウポの北10kmほどには湖から流れ出すワイカト川の作る渓谷「ワイラケイ・パーク (Wairakei Park)」があり、落差10mながら激しい水流と水の青さで人気の滝「フカ滝 (Huka Falls)」があります。
トンガリロ国立公園 (Tongariro National Park)【世界遺産】
タウポ湖の南30kmにある山岳国立公園です。
トンガリロ (Tongariro, 1967m)、ナウルホエ (Ngaurihoe, 2291m)、ルアペフ (Ruapehu, 2797m) の3つの火山から成り、マオリ族の聖地とされてきたところです。
トンガリロ山にはエメラルド色の火口湖があります。
山を縦走するコース「トンガリロ・クロッシング」をはじめ、多くのトレッキング・コースがあり、雄大な自然を楽しむことができます。
近年、入山者の増加やマナー低下のため、全体を入山禁止にしようという動きもあるそうです。
ネイピア (Napier)
北島南東海岸にある人口7万人の美しい街です。
1931年の大地震で壊滅した後、当時世界的に流行していたアールデコ様式で街並みを再建し、その町並みが名物となっています。
市内のアールデコ建築を見て歩く「アールデコ・ウォーク (Art Deco Walk)」が楽しめます。
町の北には「ブラフ・ヒル (Bluff Hill)」という丘があり、市街や港を眺めることができます。
また周辺はニュージランド・ワインの名産地で、40ほどのワイナリーが点在し、ワイナリー・ツアーもあります。
なおブラフ・ヒルから見える港から日本に製紙用パルプが輸送されており、町の名前がティッシュペーパーの商品名になっています。

ウェリントン

ウェリントン (Wellington) は、北島の南端近くにある人口40万人の首都です。
当初はオークランドが首都でしたが、白人の入植が進む南島を統治するための地理的条件から、1865年に遷都されました。
東は海、西と南は山に挟まれて風が強く、「Windy City」といわれます。

国会議事堂 (Parliament)
市街の北部、ウェリントン駅の西にある議事堂です。
1995年に再建されたもので、バケツを逆さにして側面にたくさんの窓を設けたような形状のユニークな建物があり、その外観から「蜂の巣 (Beehive)」と呼ばれます。
これは執務室や迎賓館に使われ、議会は隣の旧議事堂で行われます。ガイド・ツアーがあります。
テ・パパ国立博物館 (Museum of New Zealand - Te Papa Tongarewa)
市街の東に広がるラムトン港 (Lambton Harbour) 南岸のウォーターフロントに1998年にリニューアル・オープンした国内最大の博物館です。
ニュージーランドの歴史、自然やマオリ文化を展示しており、先端映像技術を使ったバーチャル体験アトラクションや、白人入植以後の歴史ショーなどもあります。
街と海の博物館 (Museum of Wellington City & Sea)
ラムトン港の東岸にある埠頭「クイーンズ・ワーフ (Queens Wharf)」にある小さな博物館です。
1891年に建てられた港湾局の建物を博物館にしたもので、港の模型や、船長のキャビンの再現、豪華客船の食器の展示、難破船の遺物展示などがあります。
処女航海で沈没した「タイタニック号」の資料もあります。
ウェリントン植物園 (Wellington Botanic Garden)
市街の西方の高台にある広大な植物園です。花壇や温室の他、原生林も残されています。
300種のバラが咲くバラ園やベゴニア・ハウスがよく知られています。
クイーンズ・ワーフ西の繁華街「ラムトン・キー (Lambton Quey)」からケーブルカーで行くことができます。


ニュージーランドの観光地

ニュージーランド北島の地図

オークランド中心部の地図


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オークランドの中心部オークランドの中心部

パイヒアの海岸パイヒアの海岸
(Photo Paihia Beach by Sids1)

レインガ岬レインガ岬
(Photo Cape Reinga Lighthouse by Sids1)

ワイトモ洞窟の土ホタルワイトモ洞窟の土ホタル
(Photo Glow worms by travelwayoflife)

ロトルア、ポフツ間欠泉ロトルア、ポフツ間欠泉
(Photo Pohutu Geyser, Te Puia by Koala:Bear)

タウポ湖とルアペフ山タウポ湖とルアペフ山
(Photo Mt Ruapehu by Andrew and Annemarie)

トンガリロ山の頂上付近トンガリロ山の頂上付近
(Photo Tongariro National Park, New Zealand by Heike_Quosdorf)

ネイピア、アール・デコの建物ネイピア、アール・デコの建物
(Photo Napier Art Deco, New Zealand by PhillipC)

ウェリントン中心部の地図


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ウェリントンの町とケーブルカーウェリントンの町とケーブルカー
(Photo The Classic Wellington Shot(tm) by Glutnix)

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