ベトナム旅行のいろいろ情報
ベトナムの料理
特徴
基本的に米食で、麺や春巻きの皮も米で作ります。
東南アジアの近隣諸国に比べ、辛くなく、脂っこくないのが特徴です。唐辛子はアクセントに使う程度です。
北部から中部はしょっぱい味付けですが、南部は砂糖を使った甘い味付けになります。
調味料としてニョクマム(魚醤)のような発酵調味料を使うのも特徴です。
野菜や香草をふんだんに使い、独特な食材として、孵化直前のアヒルの卵(中身がヒヨコの卵)やネズミの肉なども使います。
ベトナムの名物料理
- フォー (Pho) = 米粉から作る麺で、手打ちで切って作るうどんのようなものです。
スープの中に入れ、牛肉を載せた「フォー・ボー (Pho Bo)」、鶏肉を載せた「フォー・ガー (Pho Ga)」のバラエティがあります。
- ブン (Bun) = 米粉をこねて細い穴から押し出して熱湯に落として作った麺で、そうめんのような細いものです。
スペアリブなどをのせて激辛スープをかけたフエ名物の「ブン・ボー・フエ (Bun Bo Hue)」をはじめ、煮込み料理から炒め物までさまざまなバラエティがあります。
- 春巻き (Lechon) = 米粉をこねて作った半透明の皮に具を包んで食べるもので、ゆでたエビ、生野菜、ビーフンなどを包んでニョクマムをつけて食べる「ゴイ・クオン (Goi Cuon)」、具を包んだ春巻きを揚げた「チャー・ジョー (Cha Gio)」といったバラエティがあります。
- カイン・チュア・カー (Canh Chua Ca) = ライギョなどの淡水魚と、トマトやパイナップル、野菜などを入れて煮たスープで、タマリンドという酸味のある豆が入って独特の酸っぱい味がするのが特徴です。
- バイン・セオ (Banh Xeo) = 米粉を溶いて焼き、さまざまな具をはさんだベトナム風お好み焼きです。ニョクマムをベースとしたタレをつけて食べます。南部で主に食べられます。
- チャー・カー (Cha Ca) = 魚の切り身にターメリックをまぶし、ネギや香草とともに炒めたものです。強烈な臭いのエビの発酵調味料「マムトム」をかけて食べます。北部の料理です。
ベトナムの酒
- ルア・モイ (Lua Moi) / ネプ・モイ (Nep Moi) = 米を原料とする蒸留酒で、現地では「ウォッカ」と呼んでいます。
アルコール度は40〜50%程度で、ルア・モイはあっさり系、ネプ・モイはもち米が原料で独特のにおいがあります。
ベトナム・旅の雑学
- ベトナム独特の乗り物
- ベトナムの都市内の移動に使える乗り物があります。
「バイクタクシー」は文字通りバイクのタクシー、「シクロ」は自転車の前に座席をつけた人力車です。
いずれも値段は交渉制ですが、観光客とみるやふっかけを行い、乗車後も取り決めた値段以上を請求する悪質なものも多いといいます。
ベトナムの雰囲気を味わえますが、観光客は利用しないようにいう意見も多いです。
- アオザイ
- ベトナムの民族衣装です。男性用も女性用もありますが、何といっても女性用のものが美しく目を引きます。
正装でもあり、女子高校生の制服にもなっています。
丈が長く、深いスリットの入った上着とパンタロンの組み合わせで、体の線を強調するのが特徴です。
仕立てにゆとりがないため、女性たちは太らないように減量や運動に励むということです。
伝統的には未婚者は白、既婚者は紫を着用するとされますが、最近は色彩もバラエティ豊かになっているということです。
- ドンホー版画
- ハノイの北35kmのドンホー村で作られる版画です。
風物や生活、民族の英雄などを描き、中国の影響で漢字も使われます。旧正月の「テト」に飾られるおめでたい絵として扱われます。観光客のお土産としても人気があります。
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