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モンゴルの料理
特徴
遊牧、厳しい自然環境という生活状況から、食材は羊肉と小麦粉が中心になります。
野菜は入手が困難なため、乳製品やお茶などからビタミンやミネラルを補給するというスタイルです。調味も塩だけというシンプルなものです。
さらに、食事は1種類だけで済ませるというのが一般的です。
モンゴルの名物料理
- ボーズ (Buuz) = 小麦粉の皮で羊などの肉のミンチを包んで蒸した肉まんです。味付けは塩のみです。
ジューシーな肉汁をすすりながら食べるのがコツということで、ホテルなどでナイフやフォークを使って食べるのは正しい食べ方ではありません。
- ホーショール (Khuushur) = 大判の小麦粉の皮で塩で味付けしたミンチを包んで平たく延ばし、焼いたり揚げたりしたものです。
- ゴリルタイシュル (Guriltai Shol) = 小麦粉で作った自家製麺を使った肉うどんです。
- ホルホック (Horhog) = 羊やヤギなどをさばいた肉を、ミルク缶などの大型容器に焼け石と共に入れて調理する石焼焼肉です。祝いの時に作る料理です。
モンゴルの酒
- 馬乳酒 (Airag) = 馬の乳に発酵の進んだ馬乳酒を加えてひたすらかき混ぜ、1晩置いて発酵させた酒です。
アルコール度数は1〜2%程度の弱い酒ですが、健康増進効果があり、大人も子供も飲みます。
馬の乳が出るのが夏の間だけなので、季節限定の飲み物です。日本人が飲みすぎると下痢を起こす可能性があるといわれます。
- アルヒ (Arkhi) = 一般にモンゴルの蒸留酒をいいます。
市販されているもので多いのは小麦から作った蒸留酒で、アルコール度数40%程度のモンゴル・ウォッカがあります。
乳を原料にした蒸留酒もあります。
モンゴル・旅の雑学
- モンゴル相撲
- 今や日本の大相撲を席巻し、強力な力士を送り出してくるモンゴルの伝統的なスポーツで、モンゴル語では「ブフ」といいます。13世紀のチンギス・ハーンの時代に兵士の鍛錬のために行われたのが起原といわれています。
ルールは頭、ひじ、ひざ、背中のいずれかが地面についたほうが負けで、日本のように土俵がないため寄り技はなく、巧みな投げ技が発達しています。ただ平手をついても負けにはなりません。
技の数は400とも500ともいわれ、日本の相撲は数秒から数十秒程度の勝負ですが、モンゴル相撲は動きの無い組み合いが何十分も続いた後、一瞬の技で勝負が決まるということです。
- ナーダム祭
- 毎年7月11日の革命記念日から3日間開催されるモンゴル最大の祭りです。
全国の町で行われ、開会式の後、モンゴル相撲、男女の弓射大会、往復20km以上の距離を走る6〜12歳の子供競馬の3種目の競技が行われます。
- デール
- 男女の区別のないモンゴルの民族衣装で、正月や結婚式などに着る晴れ着です。
えりを左前にして右肩でボタンでとめ、帯をします。夏は絹や木綿、冬は毛皮を張ったものを着ます。
- ゲル
- モンゴル遊牧民の住居で、移動式の組み立て式です。
格子状の木骨組みを組み立て、厚いフェルトを覆って出来上がりです。中心の天井に天窓があり、煙突をつけます。
玄関は南側に作り、正面に神を祀り、向かって右が女性や子供、左側に男性や客人が座ります。
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