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モンゴルの国旗 モンゴル各地

ウランバートル

ウランバートル (Улаанбаатар / Ulaanbaatar) は、モンゴルの中北部、標高1300mにある高原の首都です。
人口120万人の大都市で、国民の半分近くがここに集中しています。
町の南をトゥール川(Tuul Gol)が流れ、広い土地や道路、高い建物がないために大都市のイメージはありません。
すぐ近郊には大草原が広がり、乗馬や遊牧民の移動式住居「ゲル」の体験ツアーが出ています。

スフバートル広場 (Sukhbaatar Square)
市街の中心にある広場です。
北側にモンゴル政府庁舎があり、中央には14頭のライオン石像に囲まれてモンゴル独立の英雄スフバートルの騎馬像があります。
チョイジン・ラマ寺院博物館 (Monastery Museum of Choijin Lama)
スフバートル広場の南にある博物館です。
1908年にチベット仏教の最高権威者であった第8代活仏の弟の寺として建てられたもので、毎年1回のチベット仏教の祭典「ツァム」が最後に行われた寺です。
現在は博物館として、ツァムに使われた面や楽器などが展示されています。
ザナバザル美術館 (Zanabazar Museum of Fine Arts)
スフバートル広場の北西にある美術館です。
石器時代の岩絵、壁画の模写の他、ウランバートルの西方を流れるオルホン川河畔で発見されたチュルク語最古の碑文の拓本や、13〜18世紀のチベット仏教の美術品などがあります。
なおザナバザルは17世紀の初代活仏で、稀代の芸術家だった人物で、その名を冠しています。
自然史博物館 (Museum of Natural History)
ザナバザル美術館の北西にある博物館です。
モンゴルの動植物、鉱物標本、化石などを展示しており、恐竜タルボザウルスの骨格標本が見ものです。
ガンダン・テグチンレン寺院 (Gandantegchinlen Monastery)
スフバートル広場の西1kmにある、1838年に第5代活仏のボグド・ハーンによって建立されたチベット仏教寺院です。
大仏殿には、第8代活仏の盲目治癒を願って造られた高さ26mの観音像があります。
ボグドハーン宮殿博物館 (Winter Palace Museum of Bogd Khaan)
スフバートル広場の南1.5kmにある、1919年に造られた第8代活仏の冬の宮殿です。
釘を使わない建築様式をとっており、現在は博物館として活仏の生活用品や各国から贈られた剥製、仏像などを展示しています。
ザイサンの丘 (Zaisan Tolgoi)
市の南郊にある丘で、ウランバートル市街が一望できます。
丘の上にはソ連軍の功績を称えて1971年に建てられた記念碑があります。

モンゴル各地

テレルジ (Тэрэлж / Terelj)
ウランバートルの東北東50km、広大な丘陵地に森や花崗岩の奇岩が広がる景勝地です。
高さ15mの亀の形をした奇岩「亀石」が見ものです。
乗馬トレッキングやゲルでのキャンプなどができます。
カラコルム (Хархорин / Kharkhorin)
ウランバートルの西350km、チンギス・ハーンの後継者オゴタイ・ハーンが1235年に建設したモンゴル帝国の首都だった地です。
発音から「ハラホリン」ともいいます。
かつては城壁で囲まれた都で、東洋から西洋まで多くの人種が集まり、イスラム教やキリスト教などさまざまな寺院があったといわれます。
現在は、108の仏塔を持つ1586年建造のラマ教寺院「エルデニゾー寺院」だけが残っています。
ツェンケル・ジグール温泉 (Tsenkher Jiguur Hot Spring)
ウランバートルの西500km、この地域の県都ツェツェルレグ(Цэцэрлэг / Tsetserleg)の南東30kmにある温泉です。
広大な丘陵地に温泉が湧き、露天の貯湯池がある野趣豊かな温泉です。宿泊施設は観光客用のゲルが集まっています。
ウランバートルからカラコルムまでは道路がありますが、カラコルムから当温泉までは道無き草原を1日がかりで走って到着します。
フプスグル湖 (Хөвсгөл нуур / Hovsgol Nuur)
ウランバートルの北西800km、モンゴル北部にある湖です。
標高1600mにあり、琵琶湖の4倍の面積を持つ国内最大の湖で、水深245mは中央アジア最深です。
ロシアのバイカル湖と同じ水系といわれ、高い透明度があります。
針葉樹に囲まれ、雄大な山並みを映す美しい景観を楽しむことができます。
南ゴビ地方 (South Gobi)
モンゴルから中国北部に広がるゴビ砂漠のうち、モンゴルの南部一帯の広大な地域をいいます。
砂漠といっても短い草がまばらに生えた大平原が広がり、森や泉も点在し、さまざまな生態系が見られます。
主な観光スポットとして、風によって少しづつ移動するといわれる「モルツォク砂丘」、高さ200mの岩壁が連なり、鷲が生息する「ヨリーン・アム渓谷」、世界で初めて恐竜とその卵の化石が発掘された「バヤンザク」などがあります。
観光の拠点は、ウランバートルの南南西600kmにある南ゴビ地方の中心地である、ダランザドガド (Даланзадгад / Dalandzadgad)です。
この近郊に設営されたゲルによる観光客用のツーリスト・キャンプに、ウランバートルからツアー専用機が飛び、ここをベースに悪路を4WD車で巡ります。
(キャンプからモルツォク砂丘へは55km、ヨリーン・アムへは40kmです。)
ザミーン・ウデ (Замын Үүд / Dzamin Uud)
ウランバートルの南東650km、中国との国境近くにある町で、モンゴルと中国を結ぶ鉄道のモンゴル側の国境駅があります。
近郊の遊牧民を訪ねるツアーや、中国側の国境の町・二連(エレン)を訪ねるツアーがあります。
ウルギー (Өлгий / Olgiy)
モンゴルの最西端、アルタイ山脈に囲まれた山間の町です。
カザフスタンにも近く、カザフ民族が住民の多数を占めるモンゴルの中でもイスラム色が強い独特な雰囲気の町です。
鷲を使った狩を見ることができます。


モンゴルの観光地

ウランバートル中心部の地図


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スフバートル広場スフバートル広場
(Photo Sukhbaatar Square by frans16611)

テレルジの亀石テレルジの亀石
(Photo Turtle rockin To"v by Ludovic Hirlimann)

カラコルムカラコルム
(Photo DSCN1678.JPG by tak.wing)

ゴビ砂漠のゲル・キャンプゴビ砂漠のゲル・キャンプ
(Photo Gobi Desert by David Berkowitz)

民族の祭典「ナーダム」のモンゴル相撲民族の祭典「ナーダム」のモンゴル相撲
(Photo Naadam (Наадам) wrestling by scott.presly)

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