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中国の国旗 マカオ - Macau -

マカオ (澳門)

マカオは、広東省・珠江市の南に位置する東西3km、南北4kmの半島と、南のタイパ島 (Taipa)、コロアネ島 (Coloane)で構成されます。
マカオ半島は、西と北は大陸と狭い水路で隔たっている程度です。
香港と比べてのんびりした雰囲気があり、ポルトガル時代の建物があちこちに残っています。

タイパ島、コロアネ島はもともと2kmほど離れた島でしたが、その間が1980年代から2000年までに埋め立てられてコタイという名の地域となり、全体で1つの島のようになりました。
タイパ島と半島とは3つの橋で結ばれています。
主な観光地は半島部にあり、歴史地区は2005年に世界遺産に登録されています。

またマカオはカジノでも有名で、その売り上げはラスベガスを凌ぐ世界一です。
半島南部にカジノの遊技場が集中しています。

セナド広場(Largo do Senado)【世界遺産】
半島の中心部にある広場です。
モザイク模様に美しくタイルが敷き詰められ、噴水やベンチのある市民の憩いの場です。
古風なポルトガル風建築の地方自治局が面します。
聖ドミニコ教会(St.Dominic Church, 聖道明教堂)【世界遺産】
セナド広場の近くにあるバロック様式の教会です。
1587年創建で、17世紀に改修されています。
マカオで最も美しいといわれる教会で、内部の祭壇には聖母マリアとキリストの母子像があります。
聖ポール天主堂跡(Ruins of St.Paul's, 大三巴牌坊)【世界遺産】
セナド広場の北にある教会跡です。
1637年にイエズス会修道士と、幕府の弾圧を逃れて渡ってきた日本人キリシタンも加わって建てたものですが、1835年の火災で教会正面(ファサード)と正面階段のみ残りました。
ファサードの後ろに博物館があります。
モンテの砦(Monte Fort, 大炮台)【世界遺産】
聖ポール天主堂跡の東にある要塞跡です。
1617年からイエズス会修道士が町の防衛のために築いたもので、1622年にオランダ艦隊を撃破した大砲が残ります。
1998年にこの地は「マカオ博物館」としています。
ギア灯台(Guia Lighthouse, 松山燈塔)【世界遺産】
モンテの砦の東1kmの高台にある灯台で、かつての要塞の敷地内にあります。
1865年から光をともし続けている、中国沿岸では最古の灯台です。
観音堂(Kun Iam Temple)
セナド広場の北東2kmにある寺です。
14世紀の元代に建てられたもので、本堂の壁面にマルコポーロを含めた金色の18賢人像が並んでいます。
背後の庭園には、若い恋人同士が心中をはかり、その場所で2本の木が決して離れず育ったという「恋人の木」があります。
蓮峰廟(Lin Fung Temple)
観音堂の北西1kmにある寺です。
1592年創建で19世紀に改修されましたが、マカオで最も美しい寺の一つとされています。
清代にアヘン取引の取締り役人として赴任した林則徐がここで活動したことがあり、敷地内に「林則徐紀念館」があります。
ペンニャ教会(Penha Church, 主教山)
セナド広場の南西1km、丘の上にある教会です。
1622年のオランダ艦隊の攻撃から逃げ延びたポルトガル船の乗組員が建てた教会で、礼拝堂から港や珠江の市街を眺めることができます。
媽閣廟(A-ma Temple)【世界遺産】
ペンニャ教会の西にある、海の女神・媽祖を祀る寺です。
1448年の創建でマカオ最古の寺です。
「媽祖」の別称「阿媽(アマ)」がある湾(ガオ)ということで、「アマガオ」という当地の呼び方が「マカオ」になったと言われています。
マカオ・タワー(Macau Tower)
半島の南端、南湾湖の埋立地に2001年にオープンした展望塔です。
高さ338mと世界でも屈指の高さを誇り、地上233mのところに回転レストランや展望台があります。
地上部には会議施設や娯楽施設も造られています。


香港、マカオの観光地

マカオ中心部の地図


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セナド広場セナド広場
(Photo Macau by eGuide Travel)

聖ポール天主堂跡聖ポール天主堂跡
(Photo Macau_2011 06 03_047 by HBarrison)

マカオのカジノマカオのカジノ
(Photo Casino 3 by Lablascovegmenu)

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