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タンザニアの国旗 タンザニア各地

海岸地域

ダルエスサラーム (Dar es Salaam)
タンザニアのインド洋岸中部にある人口250万人の中心都市です。
1866年にザンジバル島と支配する王が離宮を置き、その後ドイツの植民地支配の時に東アフリカ地域の基地として発展しました。
1世紀余の歴史しかない近代的な町ですが、植民地の名残りの建物が残り、活気のある港も魅力的です。
国内で発見された200万年前の人骨を収蔵する「国立博物館」も見所です。
なお、首都は法律上、西500kmの内陸にあるドドマ (Dodoma) になっていますが、実質的な首都機能はまだ当地が果たしています。
ザンジバル島 (Zanzibar)
ダルエスサラームの北50km、インド洋に浮かぶ南北90km、幅30kmほどの島で、周囲を珊瑚礁に囲まれています。
中世からアラビア半島のオマーン人が入って象牙や奴隷の売買拠点となり、1861年から1964年の合併までは独立国でした。
歴史的にイスラム色が強い地で、大陸側のアフリカ人との長年の対立があって独自の自治政府を持ち、本土から島に入るのに入国手続きが必要です。
中心地は西岸のザンジバル (Zanzibar) で、南部には中世の城壁都市キジムカジ (Kizimkazi) があります。
全島至る所にビーチがあり、トロピカルなアラブという独特な雰囲気があります。
世界最大の丁子(クローブ)の市場があることでも知られています。
ストーン・タウン (Stone Town)【世界遺産】
ザンジバル市の西部、海岸に突き出した三角形の半島にある旧市街で、狭い通りに民家や商店、バザール、モスクなどが密集しています。
19世紀初め頃から形成され、アラブ、ペルシャ、ヨーロッパ、アフリカといった様式が混在して独特な町並みを造っており、世界遺産に登録されています。
1833年にオマーンのスルタンが建造した宮殿「驚嘆の家 (House of Wonder)」、その西にある1780年建造の「アラブ砦(Arab Fort)」、かつてのスルタンの居城を博物館にした「パレス博物館 (Palace Museum)」、かつての奴隷市場の地に1877年に建てられた「大聖堂 (Cathedral)」など多くの見所があります。

各地の国立公園

キリマンジャロ国立公園 (Kilimanjaro National Park)【世界遺産】
ダルエスサラームの北西500km、タンザニア北部のケニア国境近くにある標高5895mのアフリカの最高峰の休火山、キリマンジャロ山 (Mt.Kilimanjaro) を中心とする国立公園です。
頂上は最高峰のキポ山をはじめ3峰から成り、カルデラを形成して氷河もあります。
山容を眺めるのはケニアのアンボセリ国立公園が絶好地ですが、タンザニア側ではなだらかな斜面で登山が比較的容易に楽しめます。ただ高度順応のため4泊5日、または5泊6日要します。
山頂の南30kmのモシ (Moshi) が拠点です。
アルーシャ国立公園 (Arusha National Park)
キリマンジャロの西南西70km、標高4565mのメルー山 (Mt.Meru) を中心に東西、南北とも20kmほどの範囲の国立公園です。
ライオンやゾウはいませんがキリンやバッファローなどを見ることができ、絶滅危惧種のテナガザルの一種「シロクロコロブス」が見ることができることでも有名です。
登山は、南西20kmのタンザニア第2の都市アルーシャ (Arusha) から2泊3日で行えます。
ンゴロンゴロ自然保護区 (Ngorongoro Convervation Area)【世界遺産】
直訳で「ンゴロンゴロ保全地域」とも言います。
アルーシャの西200kmにある、東西、南北とも120kmの広大な地域に広がる国立公園です。
太古に形成された南北16km、東西19kmという広大なカルデラ地形で、クレーターを外輪山が取り囲み、その外側の西斜面も地域に含まれます。
平均標高2400mの外輪山に対して、その内側のカルデラ平野は標高1800mで、この標高差のためにカルデラの中と外で動物の行き来はないという、隔離された生態系が作られているのも特徴です。
全体的にキリンやインパラを除くサバンナの動物がほぼすべて観察することができます。
マニヤラ湖国立公園 (Lake Manyara National Park)
アルーシャの西130km、東アフリカの大地溝帯「リフト・バレー (Rift Valley)」の断崖の下に広がる湖、マニヤラ湖を中心とする国立公園です。
湖沼が多く、流水が豊富で、森が発達しています。湖にはフラミンゴが見られます。
かつては木に登って寝そべるライオンが見られることで有名でしたが、最近は少なくなったということです。
セレンゲティ国立公園 (Serengeti National Park)【世界遺産】
タンザニア北部、ンゴロンゴロ自然保護区の北西に隣接する広大な国立公園です。
南北200km、東西160kmに及び、北半分は丘陵と疎林、南半分は草原が広がっています。
多くの野生動物が生息し、7〜8月に200万頭ものヌーの大群が、北に隣接するケニアのマサイマラ自然保護区へ移動するのが有名です。
サファリの拠点は南南東250kmのアルーシャで、熱気球によるサファリも可能です。
オルドバイ渓谷 (Olduvai Gorge)
セレンゲティ国立公園とンゴロンゴロ自然保護区の境界付近にある、深さ100mほどの谷が50kmも続く渓谷です。
1959年に180万年前の類人猿「ジンジャントロプス・ボイセイ」が発見され、続いて1963年に170万年前の原人「ホモ・ハビリス」の化石が発見されました。
猿から人に移行する種として貴重な発見だったとされています。
この地で発見された化石や石器を展示する「オルドバイ博物館 (Olduvai Museum)」があります。
タランギレ国立公園 (Tarangire National Park)
アルーシャの南西120kmにある国立公園です。南北140km、東西40kmほどの広さがあり、起伏に富んだ地形をしています。
多くの野生動物が生息していますが、特にアフリカゾウが多く棲んでいます。
樹齢数百年という「バオバブの巨木」が多く繁っているのも特徴です。
ミクミ国立公園 (Mikumi National Park)
ダルエスサラームの西280kmにある国立公園です。南北100km、東西60kmの広さで、広大な氾濫原のサバンナに多くの野生動物が生息しています。
ダルエスサラームから最も近くてアクセスもよいため、国内でも人気の行楽地です。
タンザニアの自然環境保護管理者を育成する教育拠点ともなっています。


タンザニアの観光地

タンザニアの地図

ザンジバル、アラブ砦とストーンタウンザンジバル、アラブ砦とストーンタウン
(Photo P8180014.JPG by Olivier Lejade)

モシから見るキリマンジャロモシから見るキリマンジャロ
(Photo Kilimanjaro by aslakr)

ンゴロンゴロ・クレーターンゴロンゴロ・クレーター
(Photo Giraffes - Ngorongoro Crater Safari - Ngorongoro Conservation Area - Tanzania, Africa by David Berkowitz)

セレンゲティ国立公園セレンゲティ国立公園
(Photo Serengeti_2007 030 by El Toñio)

タランギレ国立公園タランギレ国立公園
(Photo Tarangire_2012 05 28_1781 by HBarrison)

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