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フランスの国旗 ニューカレドニア各地

グランドテール

グランドテール (Grande Terre) は、ニューカレドニアの本島で、北西から南東にのびる細長い島です。
長さは約350km、幅は50〜70kmほどあります。
全体で四国ほどの面積を持つニューカレドニアの8割の面積を占める大きな島で、中央を標高1000〜1600mの山脈が走る山がちの地形です。

ヌメア (Nouméa) は、本島の南東端近くの南岸にある、人口9万人ほどのニューカレドニアの中心都市です。
本島から南へ突き出す小さな半島部にあり、中心街はその西側にあります。
ニューカレドニアの中でもヨーロッパ人が多く集まっている場所でもあり、観光の拠点でもあります。
町自体が西欧化されており、白壁の家屋が建ち並んで、南フランスのような町並みの景観です。
比較的晴天の日が多く、美しいビーチもすぐ近くにあるリゾートタウンです。
国際空港があり、日本からも直行便が入っています。

ココティエ広場 (Place des Cocoties)
ヌメア市街の中心部にある広場です。「ココティエ」はココナッツの意で、かつてはヤシの木が多く植えられていたことに由来します。
東西に長い長方形の広場で、中央にはセレスト(天女)の像が立つ噴水 (Fontaine Céleste) があります。
東側には「キオスク」と呼ばれる「音楽堂」、西側には「植物園」があります。
市民の憩いの場でもあり、観光案内所もあって観光の起点でもあります。
ヌメア市立博物館 (Musée de la Ville de Nouméa)
ココティエ広場の北側に面して建つ旧市庁舎の建物を博物館にしたものです。
ヌメアの歴史を解説した展示があり、19世紀のヌメアの町並みを再現した模型もあります。
サン・ジョセフ大聖堂 (Cathédrale Saint-Joseph)
ココティエ広場の南東0.2kmにある大聖堂で、ニューカレドニアのカトリックの総本山です。 1894年の創建で、高さ25mの2本の鐘楼がヌメアのシンボルとなっており、正午に鐘を奏でる時計台があるのが特徴です。
南国らしく巨大なシャコ貝の水盤があり、ステンドグラスやパイプオルガンも見どころになっています。
ニューカレドニア博物館 (Musée de Nouvelle-Calédonie)
ココティエ広場の南0.5kmにある博物館です。
ニューカレドニアの歴史に関する展示を行っており、特にメラネシア系の先住民の生活や文化、美術品などを中心に見ることができます。
また、南太平洋のメラネシア諸国の民芸品などの展示もあります。
ヌメア自然公園 (Parc Forestier)
市街中心部の北東2kmの高台にある自然公園です。正式名称は「ミシェル・コルバッソン動物・森林公園 (Parc Zoologique et Forestier Michel Corbasson)」です。
市街から島の山並み、青い海が見渡せる丘の上にあり、主に南国の植物が栽培されている植物園と、珍しい鳥類を飼育している動物園が併設されています。
人に慣れたクジャクとの記念撮影もできます。
アンスバータ、シトロン湾 (Anse Vata, Baie des Citrons)
市街中心部の南4km、半島の南岸のリゾート海岸です。
アンスバータは、半島の南岸約1kmにわたって続く海岸で、ウィンドサーフィンのメッカとなっています。
シトロン湾は、アンスバータの西に岬をはさんで西向きに開いた海岸です。 いずれもヌメアから最も近いビーチリゾートで、ホテルが集中しています。
ヌメア水族館 (Aquarium de Nouméa)
アンスバータの西の端にある水族館です。
オウム貝の一種である「ノーチラス」と光るサンゴを人工飼育していることで世界的に有名です
メットル島 (Ilot Maitre)
ヌメアの南西6kmに浮かぶ、小さな細長い珊瑚礁の島です。別名を「脱出」の意の「エスカパード (Escapade)」ともいいます。
島全体がリゾートになっており、ホテルや水上バンガロー、レストランなどがあります。島は歩いても30〜40分程度で一周できます。
ヌメアから船で20分程度でアクセスできます。
アメデ島 (Ilot Amédée)
ヌメアの南18kmに浮かぶ小さな無人島で、平坦な島の中央に高さ54mの白亜の灯台が立っているのが特徴です。
灯台は、ナポレオン3世の命で1865年に完成したもので、観光客も登ることができます。
ビーチでの海水浴や周辺でのシュノーケリングに最適で、ヌメアからの日帰りツアーがあります。
ヤンゲン (Hienghene)
グランドテール北西部の北岸、ヌメアの北西250kmにある海岸地域です。
自然が豊かに残る地で、海岸の奇岩や、海に注ぐ川沿いの見どころが多くあります。
ニワトリそっくりの海岸の岩「チキンロック」、人間が寝ているような巨岩「リンデラックの岩」などの他、現在はここだけに残る昔ながらの渡し舟も見ることができます

その他の島々

ウベア島 (Ile Ouvéa)
ヌメアの北180kmに浮かぶ、南北40kmほどの細長い島です。
特に中央部から北は20kmにわたって幅1kmにも満たない狭い砂浜が続きます。
西側は遠浅で透明な海岸、東側は荒波が珊瑚礁に打ち寄せる対照的な景観が見られます。
観光地といえるものはなく、ビーチと海で過ごすだけの本当のリゾートの島です。「天国にいちばん近い島」の舞台はここです。
リフー島 (Ile Lifou)
ヌメアの北北東130kmに浮かぶ、南北50km、東西40kmほどある本島に次いで大きな島です。
ビーチの他に、断崖絶壁など変化のある自然景観が味わえる島です。
主なスポットは、東海岸の中心地ウェ (We)にある白亜の教会、真っ白なきめ細かい砂浜が広がる南東部の海岸「ロンガニ・ビーチ (Luengoni)」、島の南東端の断崖絶壁「フォジの断崖 (Xodge)」などです。
マレ島 (Ile Maré)
ヌメアの北東140kmにある東西25km、南北30kmほどの島です。
珊瑚礁に囲まれた概して平坦な島ですが、全体に緑のジャングルに覆われ、美しいビーチの他、多くの洞穴があるのが特徴です。
北部にある深さ50m以上の洞穴「トル・ド・ボンヌ」、南西岸にある海水が溜まって熱帯魚が泳ぐ洞穴「自然水族館」などがスポットです。
イル・デ・パン (Île des Pins)
ヌメアの東南東100kmにある、東西13km、南北15kmほどの島です。
白いパウダーサンドのビーチが点在し、鮮やかな海の青さと相まって「海の宝石箱」と称される人気のリゾート・アイランドです。
南西部の「クト」、「カヌメラ」、北東部の「オロ湾」といったビーチにホテルが集まっている他、「砂の川」、「自然のプール」などの自然地形、「オルタンスの洞窟」といった鍾乳洞などのスポットがあります。


ニューカレドニアの観光地

ニューカレドニアの地図

ニューカレドニアの地図

ヌメアの地図


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ヌメアの町ヌメアの町

アンスバータアンスバータ
(Photo anse_vata_4 by carol.baby)

ウベア島ウベア島
(Photo Sous le pont de Mouly by Vincent Chaigneau

リフー島リフー島
(Photo Lifou by eGuide Travel)

イル・デ・パンイル・デ・パン
(Photo Île des Pins - Baie de Kanumera by Mickaël T.)

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