ミャンマー旅行のいろいろ情報
ミャンマーの料理(ビルマ料理)
特徴
一般的に油濃く、辛いというのがミャンマー料理の特徴で、辛さも唐辛子などのスパイスは多用せずに、魚醤や塩辛による味付けが中心になります。
主食は米で、インディカ米がメインです。
大量の米飯に、1〜2種類のおかずを添えて食べるのが普通のスタイルで、副菜としては煮込み料理が中心です。
隣国のインドの影響もあって、煮込み料理はカレーのような雰囲気がありますが、大量の油が入って、辛さはそれほどでもないという感覚です。
中華系による麺類や、インド系のナンのようなパン類も食べられています。
ミャンマーの名物料理
- ヒン (Hin) = 煮込み料理全般を指し、肉、魚、エビなどを具に、タマネギ、トマトをベースに魚醤、ターメリック等で味をつけ、水と油を使って煮込みます。
いわばミャンマーのカレーで、肉は牛肉、豚肉、鶏肉の他に東南アジアでは珍しく羊肉も使われます。
- モヒンガー (Mohinga) = 米の粉から作った麺にナマズを煮込んだスープをかけたものです。
ミャンマーの麺料理の代表格で、朝食の定番となっています。
- オンノウ・カウソエ (Ohn-no Khao swe) = 中華麺に鶏やココナッツミルクのスープをかけたものです。
ミャンマーの酒
ミャンマーではビールをはじめ、意外にもウィスキーやラムなどそこそこの種類の酒も造られています。
ただ密造酒も横行しているようなので、注意が必要です。
- ミャンマー・ビール (Myanmar Beer) = 「ミャンマー」というダイレクトな銘柄のビールですが、他の周辺国のビールと比べてコクがあり、「アジアで最もうまいビール」ともいわれています。
- そば焼酎 = 北東部のシャン州はかつてアヘンの原料となるケシの栽培がされていて、麻薬撲滅のために日本のNPOがソバへの転作を進めて、その活用法としてできたのがそば焼酎です。
ラベルには日本語が書かれ、ミャンマー国内でも飲めますし、販売もされています。
ミャンマー・旅の雑学
- パゴダ、寺院は裸足
- ミャンマーにおいては、パゴダはブッダの家であり、中に入るときは靴、靴下、ストッキングは不可で、完全な裸足でなければなりません。
またパゴダの本塔に女性が入れないところもあります。
- ミャンマーでの禁止事項
- ミャンマー旅行中は次のことを守る必要があります。
1) 軍事政権の国のため、政治の話はしない。
2) 女性に酒をつがせない。
3) ミャンマー人は外貨の所有が禁止のため、チップは現地通貨で渡すこと。
- ロンジーとシャンバッグ
- ロンジーは、ミャンマー人のほとんどが着用している巻きスカート状の民族衣装です。女性は体の横に入れ込んでまとめ、男性は前で結び目を作ってまとめます。
シャンバックは、肩にかけるひもが幅の広い布でできている、トートバッグのように口をとめるものがない布製のバッグです。ポケットのないロンジーを身につけるので、物はこれに入れるようにしています。
- バガンの漆細工
- バガンでは12世紀ごろから王朝御用達で漆細工が始まり、高度な伝統工芸品となっています。
基材は竹で、すべて手作業で行います。盆、皿や椀には絵や柄が入っていて、金箔などを使ったものもあります。
工房の見学もできます。
- ミミズクの置物
- ミャンマーのパゴダの境内や参道では必ずミミズクの置物を見かけます。
昔から幸福を招くものとして愛されてきました。ただ、雌雄ペアで飾らないと縁起が悪いといわれています。
- ミャンマーの宝石
- ミャンマーは世界有数の宝石産出国で、高い品質のものが種類多く産出します。
最も有名なのがルビーで、明るく色の濃いものが出ます。さらにサファイアやヒスイも有名です。
もちろん日本より安く手に入りますが、一方でニセ物も多く売られているので、購入する場合はよく確かめる必要があります。
- ビルマ語(ミャンマー語)
- ミャンマーで使われているビルマ語は、シャボン玉みたいな円形の文字が連なる独特な表情を持つ言語です。
隣のタイ語に比べて日本ではこの言葉を専攻する学科を持つ外国語学校もごくわずかしかなく、比較的学ぶ機会が限られる言語です。
文法は日本語に近いということですが、もともとあいさつの言葉が全くないというユニークな言語でもあります。
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