インドネシア旅行のいろいろ情報
インドネシアの料理
特徴
多くの島があり、民族も多いインドネシアは地域によって料理の特徴も異なります。
香料やココナツミルクなどの組み合わせで甘みと辛味のバランスのバラエティーがあり、イスラムやヒンズーの教えに従った食材の選択でさらに地域の特色が出ます。
唐辛子ベースのペースト状の「サンバル」はインドネシア料理の常備調味料です。
ジャワ島では、ココナツミルクを使って甘めでマイルドな味付けになります。
バリ島ではヒンズー教徒が多く、豚肉も食材に入ります。
スマトラ島では唐辛子やコショウが利いた辛い味付けになります。
インドネシアの名物料理
- ナシ・ゴレン (Nasi Goreng) = インドネシア風の焼き飯です。
唐辛子が利いて、インドネシア風調味料で味付けしています。目玉焼きを載せるのが一般的です。
- ミー・ゴレン (Mie Goreng) = インドネシア風の焼きそばです。
- ナシ・チャンプル (Nasi Campur) = ご飯を盛った皿に、お好みの様々なおかずを載せて食べる形式の料理です。
「チャンプル」はごちゃまぜの意味ですが、皿の上で混ぜるわけではありません。沖縄料理の「チャンプル」の語源でもあります。
- アヤム・ゴレン (Ayam Goreng) = インドネシア風フライドチキンです。
タレに漬け込んだチキンを揚げ、サンバルなどをつけて食べます。
- サテ (Sate) = 味付けした鶏肉や羊肉の串焼きです。甘いピーナッツソースをつけて食べます。
- ソト・アヤム (Soto Ayam) = インドネシアを代表するスープです。
鶏肉に野菜やビーフンなどが入ったスープで、サンバルなどを加えて食べます。
- ガドガド (Gado Gado) = 茹でた野菜をピーナツソースで和えたサラダです。インドネシアでは生野菜はまず食べません。
インドネシアの酒
インドネシア人のほとんどがイスラム教徒のため、原則的には飲酒はないはずですが、結構隠れて飲んでいるようです。
バリ島はヒンズー教のために一般の飲酒は可能です。
国内での酒の代表はビールで、「ビンタン」や「アンカー」が代表銘柄です。
地元民が飲む、米やヤシを発酵させて作った地酒や、蒸留酒などもあります。
インドネシア・旅の雑学
- クラカタウ島
- ジャワ島とスマトラ島の間、スンダ海峡にある火山島で、1883年に有史以後で最大級の大爆発を起こしました。
その衝撃波は15日間で地球を7周し、東京でも気圧が1.5hPa上昇したといいます。
火砕流は海上を越えてスマトラ島に到達し、大津波は鹿児島県にも押し寄せ、遠くフランスのビスケー湾でも潮位上昇が記録されています。
噴煙は38km上空まで上がり、成層圏に達したため北半球の平均気温が0.5〜0.8度下降して、その後の数年間は夕焼けの色も異様な色になったといいます。
1927年から再び活動を開始し、新しい火山島が形成されています。
- ケチャック・ダンス
- バリ島名物の大勢の男たちが合唱しながら演じるダンスです。
本来は疫病蔓延や天災等の時に、祖先の霊の加護を得るため、初潮前の女性の踊りに、100人以上の男たちが動物の鳴き声をまねて大合唱するものでした。
現在はインドの古代叙事詩「ラーマーヤナ」のストーリーで劇として演じられるのがほとんどです。
- レゴン・ダンス
- 2〜3人で踊るバリ島の古典舞踊です。
きらびやかな衣装で繊細に、優美に踊り、神に捧げる女性舞踊を洗練化したものです。
- バロン・ダンス
- これもバリ島の踊りで、聖獣と魔女の戦いを描いた踊りです。
- ガムラン
- インドネシアの伝統芸能に使われる、打楽器を中心としたアンサンブルです。
青銅製の銅鑼や鐘のような楽器をたたき、五音階の音楽ながら、わざと調律をずらせて5〜8ヘルツのうなりを生じさせる音色が特徴です。
- ワヤン・クリット
- ジャワで行われる影絵芝居で、人形(ワヤン)は水牛の皮を透かし彫りにして作ります。
芝居はインドの2大叙事詩の「ラーマーヤナ」と「マハバーラタ」をベースに、語り手の即興で自由に行われます。
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