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台湾の料理
特徴
レストランでは北京、上海、広東、四川といった代表的な中国料理はすべて味わえます。
台湾本来の料理は、中国料理の一つとはいえ中国福建省の農村料理がベースといいます。
海に囲まれた土地で、海鮮料理が目玉であることが多く、広東料理で使われるようなフカヒレやツバメの巣も材料に使います。
南国特有の甘酸っぱい味を出したものや、内臓を使ったものもあります。
比較的あっさりした味は日本人の舌に合います。
台湾の名物料理
- 担仔麺(ターツーミエン)= 四川の担々麺(タンタンミエン)の台湾版です。
醤油味スープに麺を入れ、甘辛の肉そぼろや、小エビなどをトッピングしたものです。
屋台の人気メニューで、台南がメッカです。台北では「好記」、「度小月」の店が有名です。
- 宮保尤魚(コンパオヨーユイ)= スルメイカに唐辛子炒めのあんをかけたものです。
宮廷料理人から伝わった料理です。
- 炒米粉(ツァオミイフェン)= 焼きビーフンです。
新竹産のビーフンを肉や野菜とともに炒めたものです。
- 蚵仔(ラーア)= シジミの蒸し煮を、醤油や紹興酒、ニンニクやしょうがなどで作った漬け汁に漬けたものです。
冷蔵庫で一晩寝かせて食べます。
- 臭豆腐(ツォトウフー)= 石灰などで発酵させた豆腐で、日本のクサヤ以上に強烈な臭気を発します。
シンプルに厚揚げのように揚げたり、ピリ辛スープで煮込んだりしたり、食べ方にバラエティがあります。
台湾の酒
- 紹興酒(シャオシンチュウ)= 中国浙江省の紹興特産の酒ですが、台湾では日月潭の北10kmにある埔里(プーリー)で1952年に最初に造られました。
もち米と麹から造り、アルコール度数は15%前後です。
5年以上熟成させたものは「陳年(チェンネン)」、10年程度熟成したものは「花雕(フアチャウ)」と呼びます。
なお日本では紹興酒に砂糖を入れることがありますが、台湾ではそのような習慣はありません。
- 米酒(ミーチュウ)= 米と麹で作るもろみを発酵させ、蒸留した焼酎です。
独特の風味があり、アルコール度は20〜25%です。
台湾・旅の雑学
- 玉山の標高
- 北東アジア最高峰の玉山ですが、標高については諸説あります。
日本統治時代の測量では3950mでした。戦後のアメリカ軍の地図では3997mとなっています。1978年の政府測量で3952mで、現在これが公表の値です。
以後、1999年の大地震後に衛星測量を行ったところ、3978mという値が出ているそうです。
- 台湾の年号
- 日本に「平成」という年号があるように、台湾にも西暦以外の年号があります。
辛亥革命翌年の1912年を元年とする「民国」という年号で、2013年は民国102年になります。
- 餃子(ギョーザ)は主食
- 台湾では餃子は主食になります。日本人のように、「おかず」と思ってご飯や麺類と一緒に食べるという習慣はありません。
また水餃子が主流ですが、焼き餃子も「鍋貼」と呼ばれてよく食べられています。
- 台湾新幹線
- 2007年1月に、日本の新幹線方式を使った世界で初めての高速鉄道が開通しました。台北−高雄間345kmを1時間半で結びます。
準備段階でのトラブルが相次いで、開業まで6年かかったということで、今後の日本の新幹線輸出の課題がいくつも見えたといわれています。
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