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スウェーデンの料理
特徴
スウェーデンは、酪農が盛んで肉類や乳製品が豊富です。
また、サケ、マス、ニシン、タラ、サバといった魚がよく採れます。
これらの食材に対して、長く厳しい冬を過ごすため、塩漬け、酢漬け、油漬け、くん製といった保存がきく調理法が発達しており、これを材料とした煮込み料理などがあります。
味付けは比較的シンプルで、クリームソースもよく使います。
日本でいう「バイキング形式」の食事として、ノルウェーと同様な「スメルゴスボード (Smörgåsbord)」があり、パーティやもてなしの場合にこのようなスタイルをとるようです。
スモーク・サーモンをはじめ、ニシンの酢漬け、ハム・ソーセージ、卵料理、野菜、パン、デザートなど多くの種類から好みのものを選んで食べます。
スウェーデンの名物料理
- ヤンソンス・フレステルセ (Janssons Frestelse) = 「ヤンソン氏の誘惑」という意です。
ジャガイモ、タマネギの千切りとアンチョビを交互に重ね、クリームソースをかけてオーブンで焼いたものです。
ベジタリアンの宗教家エリック・ヤンソン氏もこの味に勝てなかったという伝説にちなむ命名です。
- ショットブラール (Köttbullar) = スウェーデン風ミートボールです。
肉団子をフライパンで炒め、コケモモなどの甘いジャムをてけて食べます。
- ピッティパンナ (Pytt-i-Panna) = 肉、ジャガイモ、タマネギをさいの目に切って炒めたものです。
非常に簡単な家庭料理の定番です。
- グラーバド・ラックス (Gravad Lax) = 鮭のマリネです。
鮭の切り身を、香辛料の入った酢に2〜3日漬けて作ります。
- スールストレーミング (Surströmming) = 発酵させたニシンの缶詰で、世界一臭いといわれる有名なものです。缶の中でも発酵が進むため缶自体も膨らんでいます。
開缶の時に強烈な臭いが発散するので、室内ではあけるな、などいろいろいわれます。
ジャガイモやタマネギなどとパンに載せて食べます。
スウェーデンの酒
- アクアビート (Akvavit) = ジャガイモを原料とした蒸留酒で、さまざまなハーブで香り付けをしてジンに似た風味があります。
北欧各国にあり、アルコール度は40〜45%ほどです。
スウェーデン・旅の雑学
- ダーラナ馬
- スウェーデン中部のダーラナ地方で作られる馬の形の木製工芸品です。
丸みのあるデザインで、赤を基調とする鮮やかな彩色が特徴です。
かつてきこりたちが長い冬の副業に始めたものといわれています。
- スウェーデンの物価
- スウェーデンの物価は世界で最も高いレベルで、全般的には日本と同程度です。
電気製品や酒類は日本より高めで、ホテルも日本より高いところが多く、安宿は少ないようです。
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