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アイルランドの国旗 アイルランド - Ireland -

アイルランドの地図

アイルランドは、イギリスの西隣に浮かぶアイルランド島の大半を占める国です。
アイルランド語での国名に近い「エール」と呼ぶこともあります。

島は南北約500km、東西約300kmで、北海道よりやや広い大きさがあり、北東部はイギリスの領土となっています。

全体に丘陵地や最高で1000m程度の低い山地が多く、海岸部も断崖が多い地形となっています。
島の中央部は、かつての氷河が残した堆積物による低地となっていて、湖や沼が点在します。

紀元前3世紀ごろからケルト人が大陸から入ってきて、アイルランドの歴史が始まりました。
5世紀に聖パトリックがキリスト教を布教、現在も国民は彼を国の守護神として崇めています。

8世紀からバイキング、12世紀にはノルマン人の侵攻を受け、そのころからは隣のイングランドが支配の手を伸ばしてきました。

以後長くイングランドとの対立が続き、1652年にはついに植民地となりました。
そして1801年には正式にイギリスに併合されてしまいました。

20世紀初頭にアイルランド独立の動きが始まり、第一次大戦後の1922年にアイルランド自由国が認められて成立、イギリスの自治領になりました。
ただしこの際に、北東部の北アイルランド地方はイギリスに留まる意思を表示し、内戦が勃発しました。

1938年にイギリスから晴れて独立、しかし以降も北アイルランドの帰属をめぐってくすぶっていましたが、1998年に国民投票で完全放棄が決定され、現在に至っています。

EU加盟後は急激に経済発展しましたが、リーマン・ショックの余波で2010年に国家の債務危機に直面、EU支援のもとで改革を進め、2013年末にかろうじて支援脱却を宣言しています。

島の地域は、行政区分とは別に伝統的に4つの地域名で呼ばれます。
首都ダブリンを含む東部は「レンスター地方」(Leinster)、南西部は「マンスター地方」(Munster)、西部は「コノハト(コノート)地方」(Connacht)、イギリス領を含む北部は「アルスター地方」(Ulster) となっています。

誰もが知っているような著名な観光地はあまりありませんが、美しい緑の森や草原で覆われた国土は「エメラルドの島」と呼ばれ、ケルト民族の古くから伝承された数々の神話から「妖精の住む国」とも称されています。

またフレンドリーな国民性や、ヨーロッパでも屈指の治安の良さなど、魅力が多い国です。

日本からアイルランドへの国際線の直行便はありません。
周辺国の主要空港がある、ロンドン、パリ、アムステルダム、フランクフルトなどを経由して首都ダブリンへ入るのが一般的です。




アイルランドの概要

主要データ

面積: 7.0万ku(北海道の85%程度)
人口: 459万人(2013年)
人種: アイルランド人
言語: 英語、アイルランド語
宗教: ローマ・カトリック(9割)

気候

夏は気温15度前後、冬は5度前後と、年間を通じて冷涼ながら穏やかな気候です。
ただ一年を通して天気が変わりやすく、雨は多いです。雪はほとんど降りません。

時差

日本標準時 − 9時間です。
3月最終日曜日〜10月最終日曜日はサマータイムで 日本標準時 − 8時間 となります。

通貨

ユーロ(略号:€、通貨コード:EUR)
(イギリスはポンドを使っていますが、アイルランドはユーロを使います。)


アイルランドの観光地

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