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フランスの国旗 ニューカレドニア - New Caledonia -

ニューカレドニアの地図

ニューカレドニアは、オーストラリアの東方約1200km、ニュージーランドの北北西約1500kmに浮かぶ南太平洋の群島地域で、フランスの海外領土の一つとなっています。

日本からは約7000kmの距離です。

「フランスパン」のように細長い本島(グランドテール / Grande Terre)が地域の中心で、周辺にリゾート開発が進んだ島が点在します。

もともと西太平洋のメラネシア系の先住民が住んでいた島々でしたが、1774年にイギリスの探検家クックが発見し、スコットランドを思わせる山の多い本島の眺めから、イギリス北部の古名「カレドニア」を使った「ニューカレドニア」と名付けたのが由来です。
先住民の言葉では「カナキー (Kanaky)」と呼んでいます。

(ニューカレドニアの位置)

ニューカレドニアの位置

クックの発見以後には、ヨーロッパやアメリカ人が入るようになりました。

その後イギリスがオーストラリア、ニュージーランドを領有宣言したため、それに対抗して、1853年にフランスがニューカレドニアの領有を宣言して植民地としました。

当初は本国からの流刑地とされましたが、20世紀に入ってニッケル鉱山が発見されてヨーロッパやアジアからの移住者が増加しました。

19世紀以降奴隷化された原住民は、1960年代から独立運動が始まり、1980年代後半に自治権を獲得、2010年代後半を目処に独立を問う住民投票の実施を約束した協定も勝ち取っています。

豊かな自然があり、フランス本国の他に日本、オーストラリア、アメリカなどから大勢の観光客が訪れる人気のリゾート・アイランドでもあります。

日本では、森村桂の旅行記「天国にいちばん近い島」の舞台で一躍有名になりました。

中心都市のヌメアへは、成田空港と関西空港から国際線が出ています。
所要時間は、9時間弱です。

ヌメア国際空港はヌメアの町から50kmほど離れていますが、ウベア島やリフー島など離島のリゾート地への路線は、ヌメアの町近くにあるマジャンタ空港からになります。
空港規模は小さく、小型のプロペラ機で飛ぶことになります。




ニューカレドニアの概要

主要データ

面積: 1.9万ku(四国程度)
人口: 25万人(2011年)
人種: メラネシア人(5割)、ヨーロッパ人(4割)、その他アジア系、ポリネシア系
言語: フランス語
宗教: カトリック(6割)、プロテスタント(3割)

気候

年平均気温が20〜25度の亜熱帯気候です。東からの貿易風が島の山脈に当たるため東部を中心に雨量が多いです。

時差

日本標準時 + 2時間。

通貨

フレンチ・パシフィック・フラン(French Pacific Franc、通貨コード:XPF)
【フランス本国は「ユーロ」ですが、タヒチとニューカレドニアでは上記通貨のみ流通しています。「ユーロ」とは固定レートになっています。1XPF = 0.00838ユーロ。】


ニューカレドニアの観光地

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