海外旅行準備室 ロゴ トップページこのサイトのご案内

エクアドルの国旗 ガラパゴス諸島、チリの国旗 イースター島

ガラパゴス諸島とイースター島の地図"

ダーウィンの進化論に影響を与えたガラパゴス諸島 (Galapagos Islands)、古代に建てられた多数のモアイ像が残るイースター島 (Easter Island)。
いずれも南太平洋の東部、南米大陸寄りとはいえ、そこからも遠く離れた絶海の島々です。

これらそれぞれは、非常に貴重な遺産を有する島々ですが、一般の観光客として訪れることも可能な場所でもあります。

ガラパゴス諸島は、南米エクアドルの西方約900kmにある大小19の島の他、多くの岩礁から成る諸島で、エクアドルの領土です。
島々はほぼ赤道(緯度0度)の上にあります。

数百万年前に火山活動で海中から形成された島々のため、大陸との接触は全くなく、その後偶然漂着して棲みついた生物たちが、天敵のほとんどない環境の中で固有の進化を遂げています。

1535年にスペイン人が航海中に発見したのが最初とされ、無人島だったためにその後は海賊の隠れ家として使われました。
1832年にエクアドルが領有を宣言、以後人間が入植してきています。

1835年にイギリスの測量船「ビーグル号」が訪れ、同行した科学者のチャールズ・ダーウィンがおよそ1か月にわたる滞在中の観察で、進化論のヒントを得ました。

1978年に世界遺産に登録、1990年代以降は観光地として訪れる人が増加しています。
もちろん、その影響による環境汚染や外来生物の繁殖といった問題点も出てきています。

イースター島は、チリの西方約3700kmにある島で、一番近い島でも400km以上離れている絶海の孤島です。
この島はチリの領土で、現地語では「ラパ・ヌイ」(Rapa Nui)、スペイン語の正式名称は「パスクア島」(Isla de Pascua) と呼ばれています。

この島も太古の火山活動でできたもので、4〜5世紀ごろにポリネシア人が住みついたと言われます。
各部族の守り神として10世紀ごろからモアイ像が造られるようになり、それが16世紀ごろまで続きました。

しかし、モアイ像の製作のために木材の大量伐採で森は失われ、その結果としての環境破壊と人口爆発で部族間の争いが激しくなり、敵の部族のモアイ像の破壊も行われました。
半世紀に及ぶ内戦の結果、17世紀ごろには島は疲弊して、原始時代のような生活に戻ってしまいました。

18世紀に相次いで欧米人が来訪、その後住民の多くは奴隷として連れ出され、天然痘の流行もあって19世紀には先住民はほぼ絶滅してしまいました。

現在は約5千人を超える住民がいますが、わずかな農業、漁業以外はほぼ完全にモアイの観光の島となっています。

ガラパゴス諸島はエクアドルの首都キトとグアヤキルからの国内線があります。

イースター島へはチリの首都サンチアゴの他、タヒチのパペーテからの国際線が飛んでいます。またペルーのリマからも季節運航で飛んでいます。




ガラパゴス諸島の概要

主要データ

面積: 4.5万ku(九州の1.3倍)
人口: 2.5万人(2010年)

気候

赤道直下ですが近海を流れる寒流の影響で、亜熱帯気候となっていて、気候的には比較的過ごしやすいです。
1〜5月が暑くて多雨、6〜12月は涼しくて少雨になります。

時差

日本標準時 − 15時間です。

通貨

アメリカ・ドル($、通貨コード:USD)
エクアドル国内では、紙幣や硬貨はアメリカで使用しているものを流通させています。
硬貨にはエクアドル独自のものもあります。

イースター島の概要

主要データ

面積: 163ku(沖縄県宮古島程度)
人口: 5.7千人(2012年)

気候

亜熱帯気候で、温暖です。
5〜10月が涼しい雨季、11〜4月は暑くて少雨になります。

時差

日本標準時 − 15時間です。
チリ本土同様に、10月第2土曜日から3月第2土曜日まではサマー・タイムとなり、日本標準時 − 14時間となります。

通貨

チリ・ペソ(Peso、記号 : $、通貨コード:CLP) 硬貨にはエクアドル独自のものもあります。


ガラパゴス諸島、イースター島の観光地

このエントリーをはてなブックマークに追加

海外旅行準備室