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ミャンマーの国旗 ミャンマー - Myanmar -

ミャンマーの地図

ミャンマーは、インドシナ半島の西側にある南北に長い国で、南はマレー半島の一部、北はヒマラヤ山脈やチベット高原の近くまで伸びています。
東はタイ、北東は中国、北西はインドと接し、またラオスやバングラデシュとも一部隣接しています。

国名の「ミャンマー」は、1988年にそれまでの「ビルマ」から正式に変えられました。

古くからいくつもの民族が王国を建てていましたが、11世紀に建国したバガン王朝がビルマ族による最初の国家です。
しかし周辺の王朝との戦いで14世紀にいったん滅亡、ミャンマーの全土は内乱状態になりました。

15世紀末に再びビルマ族によるタウングー王朝を建国。西インドからタイのアユタヤに至る地域に勢力を拡大しました。

17世紀には西のムガール帝国、18世紀には北東の清と争い、タイが独立していくなど、領土争いが絶えることはありませんでした。
さらに19世紀に至ってはインド支配をしていたイギリスが進出してきて、1886年には完全にイギリスの支配下となってしまいました。

第一次大戦ごろから独立運動が始まり、第二次大戦中の1942年には進出してきた日本軍とともにイギリス軍を駆逐、1943年に独立を勝ち取りました。
しかし1944年の日本軍のインパール作戦の失敗を見てビルマ内部の一派がクーデターを起こしてイギリスに寝返り、再びイギリス領に逆戻りしました。

正式なイギリスからの独立は1948年。
以後、軍事政権の独裁体制が続きましたが、1988年以降にアウンサンスーチーの指導で民主化闘争が本格化。
徐々に民主化が進展して、ようやく現状の体制になったのが2011年です。

長く続いた軍事政権と言う政治的要因のため、海外からの企業進出は遅れていましたが、ここ数年の民主化進展で一気に魅力的な投資先となりました。
そのため「アジア最後のフロンティア」と呼ばれて、すでに市場の争奪戦が始まっています。

観光資源としても、かつての王朝の都であるヤンゴンやマンダレー、バガンなど、美しい寺院や遺跡のある町がいくつかあります。
また国内で民族間の争いがたまに起きるものの、逆に軍部がしっかり押さえこんでいるために、イメージとは裏腹に、都市内部では日本以上に治安は良いといわれます。

またイギリスからの独立を助けた国として日本には好意的で、今後は旅行客が増えていくものと思われます。

中心都市は中部のヤンゴンですが、首都はその北350kmにあるネピドーです。
日本からミャンマーへの直行便はなく、近隣のタイのバンコク、ベトナムのハノイやホーチミン、シンガポールといった主要空港で乗り継いで、ヤンゴンから入るのが一般的です。




ミャンマーの概要

主要データ

面積: 68万ku(日本の1.8倍)
人口: 6367万人(2012年)
人種: ビルマ族(7割)、他多くの少数民族
言語: ビルマ語(ミャンマー語)
宗教: 仏教(9割)

気候

熱帯から亜熱帯に位置し、海岸部周辺は熱帯モンスーンの影響を受ける多雨気候、内陸部は少雨のサバンナ気候です。

時差

日本標準時 − 2.5時間です。

通貨

チャット(Kyat、通貨コード:MMK)


ミャンマーの観光地

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