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マレーシアの国旗 マレー半島周辺の島々(マレーシアの観光地 2)

ペナン島

ペナン島 (Pulau Penang) は、マレー半島の北西部、クアラルンプールの北西400kmにある島で、「東洋の真珠」と呼ばれるリゾート・アイランドです。東西15km、南北24kmで亀のような形をしています。

1786年にイギリスの東インド会社所有になり、東西貿易の拠点として発展しました。
北東部のジョージタウン (Georgetown) が中心地で、英国コロニアル風の建物が多く残っていますが、中国人も多く住んで東西の文化が混在します。
この街並みが世界遺産に登録されています。

マレー半島のすぐ西沖にあり、飛行機、あるいは本土側の町バターワース (Butterworth) から24時間運航のフェリーで20分、または全長13.5kmのペナン・ブリッジを陸路で渡って入ることができます。空港は島の南東部にあります。

ペナン島のビーチ
島の北岸に主なビーチが連なっています。
中央部にリゾートホテルが集中する「バツー・フェリンギ・ビーチ (Batu Feringhi Beach)」、東側に岩場が多い「タンジュン・ブンガ (Tanjung Bungah)」、西側には静かで落ち着いた「テルク・バハン (Teluk Bahang)」があります。
コムター (Komtar)
ジョージタウンの旧市街の南西に建つ65階建ての円筒形のビルで、町のランドマークです。
政府機関や一般企業のオフィスが入り、58階に展望ラウンジがあります。
クー・コンシ(邱公司)(Khoo Kongsi)【世界遺産】
コムターの東1.5km、旧市街の南部にある中国廟で、福建省出身の邱氏一族の祖先を祀ります。
1835年に建造されましたが、焼失して1950年に再建されました。
屋根や外壁に彫刻が施された重厚な建物です。
カピタン・クリング・モスク (Kapitan Kling Mosque)【世界遺産】
クー・コンシの北0.3km、旧市街のほぼ中央にあるモスクです。
19世紀初め頃にインド人のイスラム教徒が建てたもので、クリーム色のムーア様式のドームやミナレット(尖塔)があります。
事務所で許可を取れば、異教徒でも入場できます。
スリ・マリアマン寺院 (Sri Mariamman Temple)【世界遺産】
カピタン・クリング・モスクの東にある、1883年創建のヒンズー寺院です。
入り口には極彩色の動物や神々の絵が描かれ、本堂には金銀や宝石で飾られたスリ・マリアマン女神像が安置されています。
観音寺 (Kuan Ying Teng / Goddess of Mercy Temple)【世界遺産】
カピタン・クリング・モスクの北0.5kmにある中国寺院です。
1800年頃に広東省や福建省出身の中国人が建てたもので、ペナンの中国人の信仰の中心地です。
聖ジョージ教会 (St. George's Church)【世界遺産】
観音寺の北にある英国国教会の建物です。
東南アジアで最初の1818年創建で、大理石の床と尖塔が特徴です。
ペナン博物館 (Penang Museum)【世界遺産】
聖ジョージ教会の西隣にある博物館です。
1821年に学校として建てられた建物で、ペナンの歴史資料や美術品が展示されています。
チョン・ファ・シー(張弼士)・マンション (Cheong Fatt Tze Mansion)【世界遺産】
カピタン・クリング・モスクの北西0.5kmにある、20世紀初めに広東商人・張弼士が建てた豪邸です。
外壁が鮮やかな青色に塗られているのが特徴です。
市庁舎 (City Hall)【世界遺産】
聖ジョージ教会の北東0.5kmにある堂々たる白亜の建物です。
1880年代に建てられたもので、かつては市の行政機関がありましたが、現在はホールとして使われています。
コーンウォリス要塞 (Fort Cornwallis)【世界遺産】
聖ジョージ教会の東1km、旧市街北東部の海のそばにある要塞跡です。
1786年に東インド会社のフランシス・ライト提督が上陸した地に、1810年に築かれたものです。
海に向けられた大砲が残されています。なお南の入り口付近には、1897年に建てられた高さ18mの白亜の「時計塔 (Clock Tower)」があります。
寝釈迦仏寺院 (Wat Chayamangkalaram)
ジョージタウン旧市街の北西3kmにあるタイ様式の寺院です。
1958年の創建で、世界で3番目に大きいといわれる全長33mの黄金の寝釈迦仏があります。
写真撮影は禁止されています。
ビルマ寺院 (Dharmikarama Burmese Temple)
寝釈迦寺院の向かいにある国内唯一のビルマ寺院です。
入り口は両側にゾウの像が建ち、敷地には黄金の本堂が建っています。
ペナン・ヒル (Penang Hill)
ジョージタウンの西6km、島の北中部に位置する標高830mの山です。
麓から頂上までケーブルカーで登ることができ、頂上からは島の北部や対岸のバターワースの町まで望みます。
極楽寺 (Kek Lok Si Temple)
ペナン・ヒルの南2kmにある国内最大の仏教寺院です。
1890年から建造が開始され、現在も進行中といわれます。
広大な敷地の中には豪勢な建造物が並び、高さ30mで7層のパゴダは、ビルマ、タイ、中国の建築様式が混合していることで有名です。
バタフライ・ファーム (Butterfly Farm)
島の北西部、テルク・バハン (Teluk Bahang) 地区にある1986年にオープンした世界初の熱帯蝶園です。
熱帯雨林環境の中で、数十種3千匹以上の蝶や様々な珍しい昆虫が飼育されています。
蛇寺 (Snake Temple)
島の南東部、空港の北1.5kmにある1850年創建の儒教の寺です。
病気を治癒する力を持った高僧を祀っており、いつごろからか蛇が住みつくようになり、寺の守り神として崇められています。
最も多かった時からは数が激減して現在数匹程度しかいないということで、最近はツアーコースからはずされるようになったといいます。

ランカウイ島

ランカウイ島 (Pulau Langkawi) は、ペナンの北100km、マレーシア最北部に位置する東西30km、南北20kmのリゾート・アイランドで、周辺に100を越える小島が点在します。
1970年代から「第2のペナン」を目指して政府主導で開発され、1987年には島の間接税を撤廃するなど観光客誘致に積極的です。
しかし、島はのんびりした雰囲気で、手付かずの自然が多くあります。
島の中心地は南東部のクア (Kuah) です。

イーグル・スクエア (Eagle Square/Dataran Lang)
島の中心地、クア市街の海側の広場で、ランカウイのシンボルである翼を広げたワシの像があります。
記念撮影のスポットになっており、夜はライトアップされます。
ランカウイ伝説公園 (Lagenda Langkawi)
イーグル・スクエアの西に海岸沿いにある公園です。
20haの広い敷地には多くの樹木が繁り、その中にランカウイの伝説を表すオブジェが解説つきで設置されています。
マハスリの墓 (Mahsuri Mausoleum)
クアの北西5kmにある墓地です。
昔美しい王女マハスリが不貞の罪を着せられて、怒った王が処刑したら潔白を示す白い血が流れ、以後7代にわたり島が呪われたという伝説があります。
ランカウイ・バード・パラダイス (Langkawi Bird Paradise)
クアの北東5kmにある鳥園です。
2002年のオープンで、熱帯の珍しい鳥が見られます。
インコやオウムは放し飼いにされて直接餌を与えることもできます。
パンタイ・チェナン、パンタイ・テンガー (Pantai Cenang, Pantai Tengah)
島の南部にあるランカウイを代表するビーチです。
岬をはさんで北に長さ2kmのパンタイ・チェナン、南に長さ1.5kmのパンタイ・テンガーがつながっています。
西に向かっており、美しい夕陽が魅力です。
ビーチに沿ってホテルやレストランが並んでいます。
アンダーウォーター・ワールド (Underwater World)
パンタイ・チェナンの南にある国内最大の水族館です。
約5千匹の魚が飼育され、長さ15mのトンネル状の水槽が見ものです。
サマー・パレス (Summer Palace)
島の西部、南向きの海岸にあるスポットです。
映画「アンナと王様」の撮影で造られた赤い宮殿のセットがそのまま残されています。
内部には小道具や衣装などが展示されています。
ランカウイ・ケーブルカー (Langkawi Cable Car)
サマー・パレスの北西2km、ラグーン(潟湖)を囲むように開けた保養地「オリエンタル・ビレッジ (Oriental Village)」を起点に、標高差680mを長さ約2.1kmで結ぶロープウェイです。
山頂からはランカウイ島の他、マレー半島やタイの島々も望むことができます。
七段の滝 (Telaga Tujuh)
オリエンタル・ビレッジの北方の山中にある滝です。
熱帯雨林のジャングルに囲まれ、文字通り7段にわたって流れ落ちています。
黒砂海岸 (Black Sand Beach)
島の北岸中央部にある海岸です。
島で唯一の黒い砂浜で、白砂と黒砂がきれいな模様を描いているのが特徴です。
砂に錫が混じっているため黒いといわれています。
ランカウイ・クロコダイル・ファーム (Langkawi Crocodile Farm)
黒砂海岸の西南西7kmにあるワニ園です。
千匹を越えるワニが飼育されており、餌付けの様子や人間とワニのダンスなどのアトラクションがあります。
ダタイ・ベイ (Datai Bay)
島の北西部、クロコダイル・ファームの北西6kmにある高級ビーチ・リゾートです。
周りを原生林で囲まれ、静かで美しい海岸が広がっています。
ナイト・マーケット (Night Market)
魚や果物、日用品などを扱う露店が並ぶランカウイの名物です。
曜日によって開催地が異なり、クアでは水曜と土曜に開かれます。
開いている時間は夕方6時から10時頃までです。
アイランド・ホッピング (Islands Hopping)
ランカウイ周辺の島々に渡り、海水浴、シュノーケリング、野生動物の観察などを楽しむツアーです。
ランカウイのすぐ南に浮かぶ「ダヤン・ブンティン島 (Pulau Dayang Bunting)」は全体が大理石でできており、野生動物が多く、島の南にあるダヤン・ブンティン湖が”子宝の湖”として有名です。
ランカウイ南西の「シンガ・ベサール島 (Pulau Singa Besar)」は野生動物保護地域に指定され、島内のトレッキングもできます。
シンガ・ベサールの西の小島「ベラス・バサ島 (Pulau Beras Basah)」はジャングルに覆われ、海の透明度が高く、シュノーケリングや海水浴ができます。
パヤ島 (Pulau Payar)
ランカウイ島の南50kmにある島で、4つの島に囲まれた海洋公園で、シュノーケリングやダイビングが楽しめます。
環境保護のため島では火が使えないなどの規制があります。

その他の島々

パンコール島 (Pulau Pangkor)
ペナン島の南140km、西海岸の港町ルムット (Lumut) の7km沖にある、南北5km、東西2kmほどの島です。
島全体が原生林に覆われ、美しい海に囲まれたリゾート・アイランドで、西海岸を中心にビーチ・リゾートが点在します。
島には17世紀の「オランダ要塞跡 (Dutch Fort)」や中国寺院「リン・イー・コン (Lin Ye Kong Temple)」などのスポットもあります。
また、南西沖にある小島「パンコール・ラウト (Pangkor Laut) 島」は、島全体が1つの高級リゾート地として開発されていて、人気のツアー先となっています。
ティオマン島 (Pulau Tioman)
マレー半島南東部、メルシン (Mersing) の北60kmの南シナ海に浮かぶ、半島東海岸最大のリゾート・アイランドです。
南北25km、東西10kmで、島の南部に標高1038mの火山「カジャン山 (Gunung Kajang)」があります。
ミュージカル「南太平洋」のロケ地として一躍有名になりました。
島全体が山がちでジャングルに覆われ、道も島の一部しか通じていません。周辺の海は珊瑚礁が多く、ダイビングスポットとして人気です。


マレーシアの観光地

マレー半島の地図

ペナン島の地図


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バツー・フェリンギ・ビーチバツー・フェリンギ・ビーチ
(Photo by 日本アセアンセンター (c)ASEAN-Japan Centre)

カピタン・クリング・モスクカピタン・クリング・モスク
(Photo by 日本アセアンセンター (c)ASEAN-Japan Centre)

極楽寺極楽寺
(Photo by 日本アセアンセンター (c)ASEAN-Japan Centre)

蛇寺蛇寺
(Photo by 日本アセアンセンター (c)ASEAN-Japan Centre)

ランカウイ島の地図


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パンタイ・チェナンパンタイ・チェナン
(Photo by 日本アセアンセンター (c)ASEAN-Japan Centre)

マハスリの墓マハスリの墓
(Photo by 日本アセアンセンター (c)ASEAN-Japan Centre)

黒砂海岸黒砂海岸
(Photo by 日本アセアンセンター (c)ASEAN-Japan Centre)

アイランド・ホッピングアイランド・ホッピング
(Photo by 日本アセアンセンター (c)ASEAN-Japan Centre)

パンコール、ラウト島のリゾートパンコール、ラウト島のリゾート
(Photo Pangkor Laut Resort by phalinn)

ティオマン島ティオマン島
(Photo Pulau Tioman by jorge.cancela)

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